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12月31日(火)晴れ
午前中は,ブドウのツルを少し剪定したり,クジャクサボテンをビニールハウスに入れたり,樋につまった落ち葉をとったりの野暮用をしていたら,あっという間に午後2時がきた。
山小屋に行ってみたらあっとおどろいた。U野さんはきのうの午後も作業をされていたのだ。はや後ろの下(げ)にはトタンが乗っており,勝手口にはドアがつけられていた。中も道具が片づけられ,ブロックを並べたベンチができあがっていた。

新聞や雑誌にはこの1年印象にのこった本などが紹介されている。
そこで自分としてはどんなものが印象にのこったのだろうと考えてみる。
やはり,『流星ワゴン』(重松清)かなあ。『あかんべえ』(宮部みゆき)もよかった。『ものづくりの時代』(小関智弘)も久々の登場だった。重松さんが気にしておられる中場利一という作家も知った。
音楽では,ネットで探し当てた「TENGO」というおばさんデュオ。これは気に入った。松山でのクリスマスコンサートには行きたかったが抽籤にもれた。ぜひナマで聴きたい。

12月30日(月)晴れ
小屋の後ろ側のペンキ塗りをした。今朝も氷点下の気温だったが10時頃にはぽかぽかの陽気になった。
小屋の下にある「荒神様」も注連飾りが新しくなり,迎春の準備が整った。

12月29日(日)晴れ
わが家では「福(29)の餅」ということで,この日正月の餅をつく。つくといっても餅つき機がついてくれる。餅米を蒸かしたり,餅をちぎるのはもちろん手でするが,それは,師匠たち。自分は餅つき機のスイッチを入れるだけ。

U野さんが山でがんばってらっしゃるので,餅つきは任せて「山小屋」のほうに行く。
農機具は別に入れたいとわがままを言ったため,北側に下(げ)をおろし,そこにそのスペースが早できていた。
きょうは派手な看板をグレーのペンキで塗りつぶした。おちついたものとなった。

12月28日(土)晴れ
この冬いちばんの冷え込みと思う。霜柱を見つけた。山の畑の小屋も壁の横桟が入り,きょうは鉄板をそれに打ち付けた。古い看板のものだからカラフルである。下から見るひとは広告塔が建ったと思うだろうか。
今から夢がふくらむ。山の上で風が強いから風力発電ができないだろうかと

12月23日(月)曇り
きょうも山には風はなく,おだやかで,小屋作りはかなりのピッチで進む。

12月22日(日)晴れのち曇り大安
山の畑に上がるとすでに塩が盛られ地鎮祭は済んで,柱が立とうとしていた。せめて一本ぐらいはと思い,ノミを使いコンクリの土台の穴にあうよう柱の下部を削った。U野さんと弟はすでに削って土台に差し込み,立てている。やっとのことで削り終え,コールタールを塗り,4本目を立てた。あとはもっぱら下から道具を手渡す係りである。
午後からはホームセンターに行き屋根に使う波板などを買ってきた。
本日は棟上げまででき,一部アルミのサッシまで入った。

12月21日(土)雨
わが家から300メートルほどのところに魚市場がある。最近,鮮魚商のための競りが終わったあと,一般の者のために朝市が開かれていることを知った。雨もふっていたので傘をさしてぶらりと歩いて行った。きのうはたこ焼きやら鯛焼きの露店も出ていたというが,きょうは雨のためか出ていなかった。魚の品数も人出もyoshikoさんがいうのに少ないという。これも雨のためだろう。

きょうこそ年賀はがきを刷らねばと思い,プリンターの調子だけを祈りながらスタートボタンを押した。無事刷り終えた(書いたのではない)。あとはポストへいれるだけ

その間,U野さんが,山の畑に建ててくれる小屋のちょうはり(遣り方)をやってくれていた。そこへ行くには神社の石段を登っていかなければならない。すべての材料は担いであげる。すでに基礎となるコンクリで作った土台(6基)などが上げられていた。
水盛りをしてレベルを出してくれた。山の畑なので,平たいと思ってたところもかなりの角度があった。スコップで土を動かし,土台が入るところを掘る。65歳のU野さんの力はすごい。とてもついていけない。よろしくお願いするだけだ。

12月15日(日)晴れ
屋敷内に昔からあるのだが,今年はこの木にバナナらしきものが成っている。霜が降りるようになったから葉は枯れてきたが,強い木だ。大きくなりすぎるから根元で切り倒していたが,根が残るのですぐ再生する。ある程度の温度が維持できたら食べられるくらいになるのかもしれない。たしか母が円通寺の庭から小さい苗を持ち帰ったものだと思う。

12月14日(土)晴れ
日が高く昇ったころおきだす始末。わが家の榎木を伐採してくださったU野さんは早一仕事を終えた様子だった。
野暮用をすませ,午後少しばかりミカンの収穫をした。今年は少雨と裏年の関係か実の成りが少ない。いや世話をしないのだからだんだんと木が老化してきたのだろう。小鳥がほとんどついばんでいる。鳥もよく知ったもので甘いものだけ突いている。鳥の食べ残しを食べてみたがとても甘かった。
年賀状も書き上げ,いや刷り上げねばならない。プリンターの詰め替えインクを買ってきた。

12月13日(金)晴れ
本格的な冬に突入といった感じであるが,まだシャコバサボテンを外に出したままだ。霜にやられてあわてるのがいつものパターンである。
小関智弘さんの新刊にひさびさに出会った。『ものづくりの時代−町工場の挑戦』(NHKライブラリー)。くらしき作陽大学で,この方のお話を聴講してから,とても気になる作家となった。旋盤工としてものづくりに携わりながら,多くの作品を紡ぎ出して来られた。一文一文から,書かれたもののぬくもりと実感がぴったり伝わってくる。今回の本も「一本のねじからハイテク製品まで,人の手なくしては生まれない」という,小関さんの緻密で明快な視点から,われわれにやさしく解き明かしてくれる。

12月8日(日)雨
細い雨がふり,ゆったりとした気分になった。
きょうも午後U野さんの小屋でストーブにあたりながらあそんだ。ソーラーパネルを小屋に移していた。バッテリーは特殊なもので相当容量があるように思えた。小さな明かりやラジカセならパネル1枚で十分足りるとのこと

12月1日(日)晴れ
いよいよ今年最後の月となった。ぶらりと近所のとても器用な人の手作りの小屋を訪ねた。ドラム缶で作った薪ストーブにあたりながら話がはずむ。本当に器用な人で小屋から何から全部自分で作ってしまう。この夏は井戸を掘った。次は屋根にソーラーパネルを置き発電も計画しているとのこと。この人に手伝ってもらい山に小屋を建ててーなー

写真は弟の作った組木シリーズ(デザインは小黒三郎さん)

11月30日(土)曇り
このあいだから電車の座席から立ち上がるときなどにずしっと腰に痛みが走るので,整形外科の先生に診てもらった。さいわいヘルニアではなかったが,物療で腰を引っ張るのをやってもらうとすーっとした感じになり,よかった。

Y氏のご息女が陶芸をされており,その展示が倉敷の美観地区のギャラリーであり,寄せてもらった。幼い頃から明るい子だったので,そのままが作風に出ているなと感じた。女性らしい柔らかい線と遊び心もたっぷりとあり,なにより独創性があると思った。

11月29日(金)晴れ
岡山西川緑道公園の落ち葉を踏みしめながら職場に行く。手をふって歩くためには手袋がいる季節となった。

重松清さんの『半パン・デイズ』(講談社文庫)はおもしろい。そして鼻の奥が酸っぱくなるくらいなつかしい。舞台は地理的な関係で山口の岩国ぐらいになりそうだが,会話に出てくる言葉からは玉島の黒アか砂美か,となりの町の寄島ぐらいに思えて仕方がない。どのページをめくっても岡山弁だ。それもあんまり品のよくない,子どものときにも使っていたのがそっくり出てくる。「アホか,はぶてとる場合と違うじゃろ」「ええんじゃ,ほんま」「いっしょにさがしちゃろうか?」「こげなもんどこからひっぱりだしてきたんか,アンゴウたれが」(第9章みどりの日々)
つぎは重松さんがあこがれている中場利一氏の小説『岸和田少年愚連隊』(幻冬社)を読んでみようと思う。

11月24日(日)晴れ
くらしき作陽大学図書館の司書の方からご案内をいただき学園祭に行った。今年の図書館の展示テーマは「高齢者の心と健康『わかる』ことからはじめよう」というもの。音楽療法のこと,介護食のことを音楽学部(音楽療法専修課)と食文化学部との連携によるまさにアップツーデートな催しだなと思った。やわらかい手作りの楽器が目をひいた。忠コ障害,咀嚼障害に役立つ食品や調理方法があることを知った。
キャンパスでは邦楽演奏が行われ,秋のおだやかな日差しを浴びながら気持ちのいい時間を過ごした。

11月23日(土)晴れ
amazonに発売と同時に送ってもらうよう予約していた「TENGO」のセカンドアルバムが届いた。期待どおりすばらしい。中年のおばさんデュオのちから強い演奏に勇気づけられる思いがする。なかでも「草笛ホラ」はバイオリンのグリッサンドを利かせた草笛のイメージがよく出ており気に入った。なんとしてでもお二人のライブを聴いてみたい。松山であるんじゃけどなあ抽籤にもれてしもうた。うーん,ざんねん

糖尿病にいいと言われているキクイモを掘った。イヌリンという血糖値を下げる効果のある多糖類物質が豊富ということである。『家庭菜園の不耕起栽培』(農文協)の著者水口文夫さんおすすめの一品である。不耕起とはいえ土寄せをしなかったのでイモが地中から出てあまり収穫は多くなかった。きんぴらや酢漬けにしてみようと思う。

11月19日(火)晴れ
今年も獅子座流星群が見えたらしい。去年は感動した。ラジオでちらっと聞いていたのだが忘れていた。今度は30年後らしい。
久しぶりに山田書房に寄り,本を買う。重松清さんの『半パン・デイズ』(講談社文庫),野口悠紀雄さんの『「超」文章法』(中公新書)。本を買えばこれで英語は大丈夫とか風邪をひかないとかいう気になってしまう。このたびは仕事文の達人になると思う。

11月17日(日)晴れの予定
夏休みの宿題では絶対ないであろうところの,あしたの日付で日記を書いておく。
というのはわが愛車のことだけを書いて土曜日は終わらせようと思ったが,再度アップロードしようとしたら,ファイルが上がっていかない。ルーターを介してのFTPツールによるのだが,設定が変わったのか何度やっても上がらない。
ついついW氏に助言を求める。やはり冷静に視点を変えるべきだとわかった。ヒントを得て別の方法でやってみるとうまくいった。
ゆっくりあわてずやることだ。まわりのひとから力をもらい,きっとうまくいくと思うことである。
あしたも晴れであってほしい。
(よい天気だった。霜が降りたらしい。ブルーベリーに水を切らし,枯らしてしまった鉢がある。あわてて水をやったがだめだろう。
午後,ホームセンターに行こうとしたら車のエンジンがかからない。バッテリーを見ると電解液がないではないか。余っていたもので補給し,始動は弟の車からブースターコードを渡してやってもらった。手入れをしないので愛車とはいえないかもしれない。幸田文さんか青木玉さんかの随筆に「ぞんざいていねい」というのがあったが,ふだんはぞんざいに扱いながら,何かの拍子にいとおしくなったりして急にていねいな扱いをすることをいうのだそうだ。植物でも道具でもぞんざいていねいが多いなと反省している。身近にいる人間に対してもいえるかもしれない)

11月16日(土)晴れ
15年乗っているわが愛車。7回目の車検の日が来る。まだまだ健在である。スタイルもぜんぜん古さを感じさせない。自分で思うだけであるが。省エネの見本と思えるくらい大事にながく乗って資源の有効利用に貢献しているというのに,税金が高くなるのはどういうわけ?よく乗ってくれましたと安くしてくれるのならわかるけど。
ブルーべーリーが紅葉している。

11月10日(日)晴れ
まさに小春日和というおだやかな一日であった。港からはプレジャーボートが白波をたてて沖の釣り場へと急いでいた。
図書館のリサイクル本まつりに行き,除籍した本をいただく。25分間と決められた時間での選書だから忙しかった。
それでもいろいろいただいた。吉村昭,永倉万治,重兼芳子,澤地久枝,中上健次,吉本隆明,志水辰夫,梅原猛,上野千鶴子,小島直記とそうそうたる人のものばかり。どうも積ん読になりそう。

11月9日(土)曇りのち晴れ
宿題が山ほどあるのに,ただ部屋のなかをうろうろしたり,ネットに迷い込み出られなくなったりで,きょうも無為に過ごしてしまった。
去年はくらしき作陽大学の学園祭に行くなどしたが,いまは気持ちに余裕がない。

11月4日(月)曇りのち晴れ
風が強く,柿の葉がいっぺんに落ちた。師匠を手伝って芋掘り(さつまいもだが「りゅうきゅういも」ともいう)をしなければならないのだが,先日来の腰痛で勘弁してもらう。代わりに弟の奥さんが手伝ってくれた。今年は白い肌の「ヨカツルイモ」がよくできたらしい。
木枯らしをききながら寝ころんで連休を過ごしてしまった。
宿題がなんにもできておらず,火曜日を迎える。

11月2日(土)曇り
すっかり秋の色となった。降る雨もつめたい。
玉島図書館でリサイクル本まつり整理券をもらった。11月10日にはどんな本がもらえるだろうか。楽しみだ。
借りた本はやはり重松清。『見よう,聞こう,書こう(別冊課外授業ようこそ先輩)』(KTC中央出版)