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6月27日(日)激しい雨ののち晴れ
朝方は激しい雨と近くに落ちたと思われる雷とで家に閉じこもっていたが,午後は日が射すほどになり,くらしき作陽大学へ。今日はおもむきが変わり,浪曲である。おばあさんが好きだった浪花節だ。玉川福太郎という浪曲師。玉川勝太郎の弟子である。勝太郎といえば「天保水滸伝」とくるらしい。福太郎さんは三代目勝太郎の弟子で,「天保水滸伝」も読み物としている。
本日は講演と実演で,読み物は『祐天吉松親子の対面の場』という人情もの。曲師が奥さんの玉川みね子さん。夫婦の息がぴったりで聴衆をうならせた。
6月26日(土)雨
ツバメも中古の巣は気に入らないらしい。新しいつがいが来て,古巣を眺めていたが,とうとう横に新しい巣を作ってしまった。まだ生乾きであるが巣に入っている。ちょうど下に睡蓮の瓶を置いているのだが,その中にこぼした土が入るかっこうとなった。瓶の中の金魚が迷惑しただろう。

6月22日(火)晴れ
きのうの台風がうそのような天気だった。ブルーベリーの鉢が倒れ,ブドウのビニールがはがれ気をもんだ。
宮部さんの新刊を手に入れる。『イコ−霧の城−』(講談社)。ゲームのノベライズというので宮部さんの本領全開だと思う。楽しみである。
6月19日(土)晴れ

ツバメは無事に巣立った。天敵のカラスやモズにやられはしまいかと気をもんだものだ。玄関の足下はフンだらけだが久しぶりに巣立ったことがうれしい。
アンズの残りを収穫した。トータル30キロはあったようだ。一部をジャムにした。アプリコットジャムといえば高級だが,かなり酸っぱい。ヨーグルトソースにはいいかもしれない。
6月13日(日)晴れ

U野さんにサツマイモの苗をいただき,山の畑に植え足した。3種類あり,収穫が楽しみだ。
豊作のアンズを収穫した。アンズ酒に,塩漬けに,シロップ漬けと多彩である。
午後,地人会の「雁の寺」を観に文化センターへ。高橋恵子さんが艶やかな演技をされた。テンポのいい舞台運びは大道具が回転することでもたらされるのだと思った。さすが木村光一さんの演出だ。テーマはずっしりと重い。
6月12日(土)曇り時々雨

じっとりと空気も湿っている。体の調子もこの時期がいちばん悪い。それでもツバメの子の鳴き声で目が覚めた。
今年こそは無事に巣立ってほしい。
ブドウの実がふくらみ始めた。これも今年は病気にさせたくないと思い(去年は病気で半分だめだった),雨に直接当てないようビニールをかけている。甘く熟すのが盆のころである。

6月6日(日)曇り時々雨

ピーナッツ(落花生)を移植した。ピーナッツ豆腐にはまり,今年は作付けを増やした。ピーナッツ豆腐は吉野クズを使ったのがいい。
ここらへんでは南京豆とかソコマメとか呼んでおり,干したものを焙烙で炒ったのもおいしいが,生をゆでたのもなかなかいける。
くらしき作陽大学の図書館で畠中恵の『しゃばけ』の続編『ぬしさまへ』(新潮社)を借りた。蒲柳の質の大店の若だんな一太郎が妖怪に囲まれながら難事件を解き明かしていく物語である。
5月30日(日)曇り
降りそうで降らない。蒸し暑かった。
一日ごろごろした。ブドウのなり具合を見たり,ご近所の菜園をながめたり。結構楽しんだ。我が家のアマチャヅルも伸びている。U野さんにはズッキーニをいただいた。

5月29日(土)曇り一時雨

師匠と山の畑にサツマイモの苗を挿した。ホームセンターでいろいろの苗を買ったので名札をつけながら挿した。5種類ある。紫芋も2種類ある。ヤーコンの芽も出ており,畑もにぎやかになった。
土を潤すだけの雨は本日降らなかったが,梅雨に入ったらしい。

5月23日(日)晴れ

引き続き,小梅を収穫した。20キロあまりあった。まず塩漬けにして,のちにシソを加える。梅干しを入れた握り飯はうまい。
午後,くらしき作陽大学の公開講座に行く。本日の講師は田畑正久氏。外科医ながら仏教者である。テーマは「いのちを考える。生命の尊厳はあるのか?」というもので,生老病死についてやさしく説かれた。今日,いまを目的とする生き方こそ真の生き方であると。また大きな世界を共有することから,自然と「いのちの尊厳」が実現されるとも。
帰りに大学の図書館に寄り本を借りた。畠中 恵著『しゃばけ』。日本ファンタジーノベル大賞受賞作である。
5月22日(土)曇りのち晴れ

朝方は肌寒く感じたが,昼前には晴れてきた。あっという間に草丈がのび,栗の苗木が草に埋もれていた。草刈り機の調子もよくガソリンを使い切るまで回した。腰が痛い。
草刈りを終え,梅の木の下で休んだ。小梅がとり頃に見えたのでポリ袋へ一杯摘んだ。

5月18日(火)曇りのち晴れ

新幹線の車窓からの風景も緑がいちだんと濃くなった。田には水が張られ早苗が植えられようとしているがさすがに朝は人影がない。田の水面に山を映して,きれいだ。これこそ人の手による美しい風景である。
5月13日(木)雨
一日中雨だった。サツキが見頃であるが,雨にうたれてかわいそうな気がした。今年の職場の植え込みのサツキはさびしい。刈り込む時期を間違えたようだ。花芽を刈ってしまったのだろう。去年は葉っぱが見えないほど花に覆われていたのに。
キヨスクで立ち読みをしていたら,北村薫さんの『ミステリーは万華鏡』(集英社文庫)が目にとまった。またこの人によって上質なミステリーへと案内される。

5月9日(日)雨のち曇りのち雨
昨年,ブドウが雨に濡れた部分は病気になったので,今年は雨に濡れないようにしようと思う。U野さんにもらったかまぼこ型のケージの上にビニールを張った。これで病気が防げると思う。
サクランボが真っ赤に熟している。が酸っぱい。
木イチゴ(ブラックベリー)の花が咲いている。これもたくさんなるが甘みが今ひとつだ。

5月8日(土)晴れのち曇り

ブルーベリーの鉢の根もとを見ると果実のこぼれ種から出たと思われる実生のものが生えている。挿し木より有効かもしれないので,ピンセットでつまみ鉢上げをした。実生の場合一つ一つに名前がつくらしい。
くらしき作陽大学の公開講座「百人百話」が始まった。今回のテーマは「親と子と家族を考える」というもので,今日は「小津安二郎の人と芸術」というテーマで映像研究家の波多野哲朗さんの講義だった。午前中『東京物語』を鑑賞して臨んだ。この講座は毎回学生によるミニコンサートがあり,これが大いに楽しませてくれる。今日はマリンバの演奏だった。
一方,玉島文化センターでは全国良寛会玉島大会があり,哲学者の山折哲雄さんの講演があった。こちらへはヨシコさんが行った。
5月5日(水)晴れ
五月晴れだった。子ども会に参加していたときは親子で円通寺の写生大会へよく行ったものだ。長男の何気ないように思われた絵が入選したりして驚いたことがある。絵筆を手にするようなことは久しくない。それでも若葉の季節にはちょっと描いて見たい気持ちにはなる。
今日は次男の誕生日でもある。
5月3日(月)曇り

新見美術館へ。平山郁夫展〜絲綢之路天空と日本の美〜。新見美術館所蔵の同氏のものや,新見公民館の緞帳の原画である「絲綢之路天空」が堂々と展示されていた。吉備路やしまなみ海道を描いた彩色素描もよかった。ロビーでは同氏の製作過程がビデオで流されており,あらためて精緻な創作風景を身近に感じた。
新緑がまぶしく,谷あいには鯉のぼりが一列に泳いでいた。
帰路,備中松山城に寄った。駐車場からシャトルバスでアプローチできるのだが,さらに歩いて600メートル。やっと天守閣についた。標高400メートルに建つ山城である。

5月2日(日)晴れのち曇り
隣町の金光町では春の植木祭りを行っている。お客でにぎわっていた。職場のYさんの実家も出店しており盛況であった。ブルーベリーの苗木も多くあったが,銘柄の表示がなかった。
藤沢周平さんの本にはまっている。『龍を見た男』『霜の朝』『静かな木』(新潮文庫)。連休はこれで十分だ。
5月1日(土)晴れ
連休のはじめ,尾道に行ってみた。尾道は急な斜面にへばりつくように建った家並みが美しい。大林宣彦監督の映画ロケ地をたどって千光寺公園にある尾道市立美術館へ歩いてあがった。新緑に包まれた山道に吹く風が心地よい。建築家安藤忠雄さんによって改修された美術館の建物はコンクリの打ちっ放しによる斬新な意匠にあふれていた。ちょうど「イタリア絵画の400年−ヴェネツィアの光と影」展が特別展示されており,ビバルディの「四季」を思いながらしばらくその美に浸った。
千光寺にお参りし,石段と坂道を下りふもとにでた。途中豆菓子製造所で懐かしい味を買った。商店街はしっくりとおちついており,帆布で作られた小物を売る店などあちこちヨシコさんはのぞいていた。
尾道ラーメンの有名店では30メートルぐらいの行列ができていた。