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8月30日(月)風が強くのち大雨
台風はやはり予報どおりの経路をたどってやってきた。今度のは風も強いが雨も多い。
U野さんに山の小屋の補強をお願いした。東西にロープを引っ張ったが持ちこたえてほしい。

8月28日(土)晴れ
またも大型の台風がやってくるという。特に農家にとっては招かざる客だ。稲や果物が大きな被害を受ける。
師匠の懸案だった,秋ジャガの植え付けを手伝った。乾いた土を掘り起こし,灰をまぶした種芋を植えた。
午後,くらしき作陽大学の公開講座に行った。今日はお医者さんでめっぽう音楽に詳しい教授の話だった。それもそのはず音楽療法科の教授なのだから。自らピアノを弾きながらの講義だから飽くことがなかった。

8月22日(日)曇り
ふたたび霊場巡りをかねて,道後温泉に行った。しまなみ海道を通って今治についた。まずは56番泰山寺に行く。折しも地蔵盆の前日か境内では盆踊りの準備が行われていた。今年もそういう時期になったのだ。
前回のように油照りの暑さではなく,ちょっぴり秋の気配も感じるお寺巡りであった。道後温泉に着くまで11か寺巡った。
道後温泉の湯はなめらかでこれは本物だ。食事もよかった。
翌日は3か寺巡り,あとは内子へと急いだ。内子は古い町並みが連なるいまは観光の町だ。木蝋づくりがさかんだったという。しもた屋となった家もそれなりにおもむきがある。内子座という芝居小屋も現役で見世を張っている。
帰りもしまなみ海道を渡ったが,ワイパーでぬぐいきれないほどの豪雨にあい,運転していたyosikoさんもかなり緊張したという。おつかれさまでした。

8月21日(土)晴れ
虫の声が大きくなったと感じる。朝晩の空気も涼しく感じる。
くらしき作陽大学で開講されている生涯学習大学「専門教養コース」を受講した。本日は「素材を生かした美味しい食品」というテーマで,食品の素材について科学的に見てみようというもので,久しぶりに勉強をしたという感じがした。
味の限界値,閾値(いきち)という概念を習った。ジャムの糖度を低くすると腐りやすいということも再認識した。野菜を何でもかんでも冷蔵庫で保存することも科学しない生活態度だということがわかった。

8月18日(水)雨のちくもり
盆から少し暑さが和らいだように感じるが油断はできない。
師匠は畑のごまを刈り取った。刈り取る時期を見極めるのが大事とか。刈り取ったごまの軸はねかせて葉っぱを蒸らすようにして自然に葉を脱落させ,すっかり軸だけとする。それを乾燥して,ごまを取り出すのだ。
ブドウが熟し始めた。粒は不揃いだが甘い。

8月13日(金)晴れ
迎え火を焚くのを忘れていた。母が実家に行っているので,すっかり忘れていた。あわてて焚いたのが9時ごろである。罰当たりなものだ。精霊様がかなり迷ったことと思う。
今朝のラジオに重松清さんが出ておられ,最新の著作について山陽放送の石田アナウンサーと話されていた。
さっそく,買った。『最後の言葉−戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙−』(講談社)。8月15日にふさわしい。
諸田玲子さんの文庫の解説を書いていた宇江佐真理さんの小説『春風ぞ吹く−代書屋五郎太参る』(新潮文庫)を読んだが久しぶりに声を出して笑った。おもしろい。

8月8日(日)晴れ
立秋というが暑さはこれからではないかと思われるくらい,容赦なく日が照る。
玉島も花火が上がっている。昔は港から打ち上げられていたが,現在は防火のためとかで人工島の突先からあげるから,我が家の裏から見る花火はかわいく,音も小さい。
アセチレンのガス灯のにおいがする夜店の人混みにもまれながら,ドーンと腹に響く音を真上に見上げる花火は子供心にも壮大だった。アイスクリームではなくアイスキャンデーだった。

7月31日(土)雨と強い風
仲間と花火見物をする予定だったが,東からやってくるという特異な台風のため,花火は中止となった。
そこで,S藤氏自らつり上げた鮎を使っての鮎寿司(もちろん彼の手作り)を囲んで,久しぶりの「山の仲間の会」をK畠会員の仕事場事務所で行った。外は横なぐりの雨だが,中では花火見物気分である。天気だったら,腹に響くくらいの距離から,花火を見上げながら寿司をほおばっていただろうにと想像する。しかし,寿司はうまかった。
鮎も年々少なくなっているらしい。来年はみんなで釣りに行こうという話もある。

7月25日(日)晴れ
ブドウが熟すのを待っていたかのように,椋鳥などの鳥がつつきにくる。今年もそんな心配をするころとなった。よく見るとスズメまで来てつついている。せっかく実がなっているので小さい房にも袋をかけて防戦だ。周りに防鳥ネットが必要かも
ツバメの夏子が暑さにぐったりとなって親の運ぶえさを待っている。我が家の庭の照り返しはきついので無事に巣立ってほしい。
梅の土用干しをしている。もっとも今年はアンズが豊作だったのでアンズのシソ漬けをしてみた。味も梅に似ており結構いけるのでは思う。正確にはアンズの土用干しだ。

7月24日(土)晴れ
平成6年だったが,雨が幾日も降らず渇水対策で水道が断水したことがある。
今年はそれを上回る暑さではないだろうか。夕立でも降ってほしい。
今日のくらしき作陽大学での講座は俳優であり演出家でもある和田周さんだった。キャリアのある演劇人である。
管理人より10歳年上であるが,とても若い。声も歯切れがいい。俳優座養成所出身だから生粋の演劇人である。プロフィールを見るとテレビでも脇役でかなり出ている。ウルトラマンシリーズにも出ていたらしい。知らなかった。和田さんの戯曲集を買いサインをしていただいた。さくようの講座がきっかけでその人の作品にふれるようになったことがよくある。小関智弘さんもそのお一人である。

7月20日(火)晴れ
2泊3日で長男と四国の霊場をまわった。34番の札所で納経帳を買いもとめ,いよいよ遍路デビューである。
早朝ながらもすでにセミの大合唱で,静寂というイメージとはほど遠い。本堂と太子堂でそれぞれ納め札と読経を行うので結構時間がかかる。それでもその瞬間は神妙に心がおちつき,また謙虚な気持ちになる。
納経所で朱印をいただく(300円)。車での遍路であるから,なにやらスタンプラリーにも思える。
土佐の札所と札所の間はとてつも長く,歩き遍路の人にとっては難所中の難所であろう。
あこがれの四万十川も車窓から眺めるだけで,足摺岬の38番札所をめざした。
太平洋の黒潮は名のとおり黒いくらいの青さだった。

2日目の札所もきつかった。標高600メートルもあるところが2カ所あり,駐車場からも30分はゆうに歩いた。
土用の行ともいうべき暑さにあえぎながら登った。しかし寺はうっそうとした杉木立の中にあり,セミはヒグラシの声に変わっていた。カナカナという鳴き声は夕暮れの寂しさを感じさせられる。汗を拭きながら深山の霊気にしばらく浸っていた。
道後温泉に宿を取り,温泉につかり,2日目の疲れをいやした。

3日目は,都合により61番から参拝した。ここではペットボトルのお茶の接待を受け,ありがたかった。
60番札所も標高700メートルの所にあり,きびしい。66番札所が最高だがここへはロープウェイであがったので楽だった。ここ雲辺寺は標高もさることながら五百羅漢がすごい。等身大の石像が山頂のいたるところにあり,先ごろ読んだ宮部さんの小説『ICO−霧の城』に出てくる魔法によって石像化された軍隊のような不気味さを感じた。罰当たりな想像ではあるが
車の走行距離は1000キロに及び,巡った札所は26であった。長男が全部運転をしてくれた。合掌

7月13日(火)晴れ
我が家のブルーベリーもどんどんと熟れる。ジャムを作ってもらった。ブラックベリーもなり続ける。これもジャムにした。
ご近所からは桃をいただいた。初物である。とっても甘い。

7月8日(木)晴れのちにわか雨
ゲームの「ICO」は知らないが,それをノベライズしたという宮部さんの『ICO−霧の城』(講談社)はたいへんおもしろかった。
去年は『ブレイブストーリー』に酔いしれたが,今年も楽しませていただいた。『ドリームバスター3』が待ち望まれる。
第二の宮部さんではと思うのが畠中恵さん。『百万の手』(東京創元社)はファンタジーで『しゃばけ』は時代物という両刀使いのところも似ており,話も抜群におもしろい。とても楽しみ

7月4日(日)晴れ
今日も暑く,だらりと一日を過ごした。
それでもブルーベリーが一つぶずつ熟しているので,つまんで食べてみる。品種によって味が違うのがわかる。大粒種は果皮が柔らかくて甘いと思う。ティフブルーというのはブルームがしっかりついておりとても新鮮な感じがする。
それに実生のものに今年は実が付き,これも熟れた。「イケ1号」の実は小粒で甘い。イケ2号3号も来年は実をつけることだろう。 

7月3日(土)晴れ
午前中に早30度を超える暑さとなった。
玄関のミニ蓮も咲き,ブルーベリーも熟し始めたが暑さはもう盛夏並みだ。
午後はくらしき作陽大学へ。本日の講師は作家の藤本義一さんだった。軽妙な語り口ながらも,今日からすぐ使えるものばかりの得した1時間40分だった。