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10月31日(日)雨
今日も朝から冷たい雨が降った。ブドウの葉も枯れ,秋の色がいちだんと濃くなった。シャコバサボテンの早生種が咲いた。晩生はやっと花芽ができかけただけである。

10月30日(土)雨
パソコンが不調で,結局W辺氏に来てもらった。稲刈りをしていたそうだが雨で中止にしたとか。休息中なのに申し訳ないことをした。
今年は台風が大雨をもたらし,いずこでも稲刈りのタイミングを大きく狂わせられたようである。米どころ新潟では大地震という予想だにしない被害が追い打ちをかけるようにあり,田畑も無惨に壊れ,本当にお気の毒だ。

小関さんの新刊に,小関さんが読書会のテキストにされた『リアスの海から−森は海の恋人』畠山重篤著(文春文庫)を買った。海の豊かさ(沿岸の魚介類)は森の木々それも広葉樹林の豊かさによるということから,漁師の人が山に木を植える話である。その草分けが著者でもある。本場スペインのリアス(潮入り川という意味らしい)にも行った壮大な話もある。
10月25日(月)晴れのち曇り
新聞の広告で目にしていた新書を買う。仕事を通じて珠玉の作品を紡ぎ出してこられた小関智弘さんの新刊である。この人の本が出ると何はさておき買いたい。今回も旋盤工という肩書きがなくなったものの,旋盤を回しながら書くことを大切にしてこられたその精神が語られているものと思う。その表題も『働きながら書く人の文章教室』(岩波新書)。くらしき作陽大学の公開講座で,里庄町のヤスダ工業のすごさを語られたことが思い出される。
10月24日(日)晴れ
県知事選挙の日。息子の自転車を借りて投票所へ。投票所は今年の台風で浸水した所だ。投票立会人の方々の表情も心なしかきびしい感じがしたが思いすぎだろうか。それにしても今年は多くの台風がやって来,大きな被害をもたらした。
サツマイモとピーナッツを掘った。ピーナッツの塩ゆでもおいしい。

10月17日(日)晴れ
今日も快晴。Yoshikoさんの実家の近くでも秋祭りが行われていた。フリーマーケットも出そろい,うどんや団子汁の販売コーナーも盛況だった。カメラを持って行けばよかった。田んぼではコンバインが軽やかに稲を刈っていた。コスモスが川面にゆれて写っていた。実家では黒豆の枝豆をもらい,さっそく塩ゆでにした。
帰りに画廊に寄り,「高野三三男」展を観た。マチスやローランサンを感じる気持ちのいい絵だった。
ぶどうも最後の収穫。ブーゲンビリアが咲いていた。

10月16日(土)晴れ
雲一つないさわやかな秋晴れ。南京豆を畑から掘り上げ,ピーナッツ豆腐を作ってもらう準備をした。殻を割り,豆を取り出し渋皮をむく。これをミキサーにかけ豆乳を作る。凝固剤はくず粉を使う。
午後,古本屋と図書館に行く。古本屋では宇江佐真理さんの文庫と,宮本輝さんの『人間の幸福』などあわせて7冊を千円で買った。図書館では新刊コーナーにあった梅原稜子さんの『潮呼びの群火』(新潮社)を借りた。何か得したような気分である。
四季咲きのクジャクサボテンが咲いた。

10月11日(月)曇り
午前5時半に起床。滅多にないこと。弟の船に乗せてもらい,イイダコとママカリ(サッパ)釣りに水島灘へと出た。もう一人のクルーはU野さん。海はべた凪の静かな夜明けだった。めざす瀬に錨を降ろし,サビキ針を流すとママカリが房になってあがってくるはずだった。一荷釣りというやつだがどうもまばらにしかあがらない。今日は潮の流れがよくないらしい。
ママカリはあきらめタコ釣りに変えた。イイダコはおもしろいようにつれる。魚のように強い引きはないが大きいのが掛かると竿がしなる。タコは一人平均4.50匹は釣っただろうか。
船の上でのおにぎりは美味しかった。

10月6日(水)晴れ
職場のレクで陶芸教室に行った。初めてのロクロによる手遊びである。先生の最初の手ほどきは粘土をこねるところから。何かで聞いた「菊練り」というものだろう。粘土の中の空気を抜くための作業だ。これだってなかなかうまくはいかない。やっと要領はおぼえたが,菊の花びらのようにきれいにはならない。
それでも空気は抜けたようで,粘土をワイヤーでひとかたまり切り取り,ロクロの上にのせる。手回しのロクロだから自分で回しながら指を当てる。これからが悪戦苦闘だった。手伝ってもらいながらやっと一つこしらえ,ロクロからはずし板に乗せる。初めてにしたらなかなかいいじゃないとお世辞だと思うがほめられ,調子づく。大小とりまぜながら5つも作ってしまった。
本当にロクロを回しているときは無心となりとてもおもしろい。後日,乾かして焼き,釉薬もかけてくれるとのこと,できあがりが楽しみである。
10月2日(土)晴れ
秋晴れの日が差し込む朝だが,のどの調子がよくなかった。寝ころんでテレビを見ていたが,Ichiro選手の偉大な記録が生まれようとしていることに気づき思わず背筋を伸ばした。すごい瞬間を目にすることができた。

9月26日(日)晴れ
県北各地のイベントのはしごをした。
今日は各地で催されているとのラジオからの情報で,北へ向かった。まずは美星町の青空市でよもぎ餅を買い,それをほおばりながら,川上町を通り過ぎ備中町へ。ここではふるさと祭りの真っ最中。すごい人出だった。ステージは電気製品などのオークションやら景品投げで盛り上がった。Tシャツを丸く折りたたんだのが飛んできたがカメラに当たり,周りの人に拾われただけ。果物や野菜が安い。yoshikoさんは片っ端から買っている。試食品を食べているのがテレビに写ったかもしれない。
次は哲西町の祭りへ。こちらはやや人出が少ない。それもそのはず,別の場所で町民運動会とか。それでもカボチャの重量当てやアイガモのレースなどがあり,おもしろかった。県北では稲刈りも終わり,収穫祭などでいそがしいようだ。
台風の被害もあったが,実りの秋本番だ。

9月23日(木)雨
朝晩はかなり涼しくなった。
きょうは中学のときの恩師が倉敷のデパートで絵の個展を開いておられ,それにおじゃました。いまも大学で美術を教えながら精力的に創作活動をしておられる。大作もかなりあったが,小品が主体だった。とても若々しい作品である。
つづいて山の仲間の娘さんの焼き物の個展にも行った。これもすっきっりとした白磁や青磁の作品で,今回は図柄に線彫り象嵌という手法を使った皿や花瓶が目を引いた。
9月18日(土)曇りのち晴れ
くらしき作陽大学へ。「健康寿命の延伸をはかるよい生活習慣とは」と題して山下静江教授によるたいくつにさせない名講義だった。いまの大学ではスライド(パワーポイント)を多用して,視覚的によりわかりやすい講義を生涯学習者にしてくれる。おまけに体脂肪率,骨密度,安静時代謝量を測定してくださった。気づいたことは食べ過ぎがいちばん悪いということである。
9月17日(金)曇り

ウインドウズXPをバージョンアップ(サービスパック2)したら,プリンターやらの動作が不安定となり,とうとう8月30日の状態に復元した。これも,わがPCの師匠W辺氏のアドバイスによる。見境ないバージョンアップはケガのもとである。しかし人間の頭も若いころに復元できたらいいのになあ(つくづく)
9月11日(土)晴れ

台風18号で吹き飛んだトタン屋根の修理をした。小屋そのものは健気にも持ちこたえてくれた。
ホームセンターでトタンは買えたもののそれを打ち付けるための傘釘がすべて売り切れているのである。どの家庭も屋根の修理に大わらわであることがうかがえる。釘は弟にもらい,午前中で修理は終えた。
眼下に見える港周辺の町々は今回2回も大きな被害に見舞われた。港の空き地にはいまも冠水で使えなくなった家具類が山積みのままだ。

9月4日(土)晴れのち曇り

午前中,山の畑の草刈りを少しばかりした。なさけないことに真夏には近づくこともしなかったので,クズの蔓が覆いつくし元の木阿弥状態となっていた。草刈り機を回すがちょっとやそっとでは終わらない。仕方がなく,栗の幼木の周りだけ刈った。
山小屋は東西にロープで補強していたので,台風の被害は免れた。しかし,栴檀の枝は千々に折れ,風のすごさを感じる
サツマイモを掘ってみたら,紫芋と白芋ができていた。天ぷらにしてもらいおやつとした。
9月3日(金)晴れ
朝晩の気温はぐっと低くなった。
台風一過,この玉島地区は大きな被害を受けた。
さいわい我が家には被害はなかったが,海べりの家々は高潮のため床上浸水したところがあり,ほんとうにお気の毒だ。
海水をかぶって使えなくなった電気器具が山のように運び出されている。