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平成17年(2005)

2月27日(日)晴れ
各町家で雛人形の展示がさかんであるが,わが玉島でもやっている。
港付近は商家が多いのでお雛も立派だ。しもた屋の格子戸を開けて入っていくと,座敷にはでんと大きな雛人形が飾られていた。倉の中でも展示されていた。
大正,昭和の初期のものも並べられており,お雛の様式変化を見比べることができる。甘酒のお接待もありのんびりとした優雅なひとときだった。


2月20日(日)曇り
東風(こち)のようであるが冷たい。春の味覚であるタラの芽を少し早めにいただこうと考えた。U野さんから枝をいただいた。水をはったバケツに枝を入れ,暖かいところに置き,早く芽を出させようと思う。芽の出てくる様子を観察することにした。
今日も焼き芋を食べた。

2月18日(金)雨
宮部みゆき氏絶賛という本の帯に惹かれ手にした,高野和明著『13階段』(講談社文庫)。映画化もされたようだ。
おもしろそう。
もう1冊。新聞の書評欄に載っていた『関西弁で愉しむ漢詩』桃白歩実著(寺子屋新書)。関西弁がとても好きだから,関西人ののりで漢詩が愉しめるのなら最高である。
2月15日(火)曇りのち雨
四国のお寺まいりはいずれも曇り空だったが気温はそれほど低くなく,大きな雨に遭うことはなかった。
今回は9番法輪寺からのお参りだが先に10番の切幡寺から参った。
そして法輪寺,藤井寺,遍路最初の難所と言われる焼山寺へ。しかし我々はマイクロバスに乗り楽に参ることができる。
最後が13番の大日寺。ここが終わったころ雨が本降りとなった。



2月13日(日)晴れ
演劇鑑賞会の例会に。
流れるように俳優の口からくりだされるせりふと歌。シェイクスピアの「冬物語」。平幹二朗と前田美波里という豪華キャスト。
いつもながら小田島雄志さんの洒脱な翻訳(たいへん苦労されていると思う)で,演出は平幹二朗さんご本人によるものである。前田さんのますますの妖艶さに観客の目は釘付けになった。

2月12日(土)晴れ
梅の剪定の続きをし,雑木の一部を切った。小梅の花はいまが盛りだ。
冬のうちに荒れた畑の木を切ればいいのだが,寒さに負け,家でごろごろとしてしまう。しかし,食べることになると急にこまめに動き出す。七輪に炭をおこし,芋焼き器のせ,焼き芋をした。サツマイモはふかしたのはそれほど甘くないが焼くととても甘くなる。ついついたくさん食べてしまう。晩ご飯はいらないくらい食べてしまった。

2月6日(日)曇り
立春のころがいちばん寒いとおもうが,日は長くなったようである。
ブドウの枝の剪定をした。寒肥もやらないといけない。寒いので一時間もしたら家の中に逃げ帰る。
諸田玲子著『山流し,さればこそ』(角川書店)に感動!
畠山重篤著『日本〈汽水〉紀行』(文藝春秋)に現在感動中。今年は三陸沖に行きたい!
2月5日(土)晴れのち曇り
W氏にIP電話の設定をしてもらった。IP電話も普通の電話に遜色なく明瞭に通話ができる。
これで少し電話料が安くなるのでありがたい。

1月30日(日)曇りのち晴れ
午前中は庭の剪定枝を片づけた。
今日中に返却しなければならない『いとしのヒナゴン』(重松清著)を読むが,読むのが遅いためタイムアウト。
次の予約者が待っているので図書館に返却に行った。残りを読むためには再度予約が必要だ。

1月26日(水)晴れ
本の帯にあるとおり,「ああ,読み終えるのがもったいない」。『日暮らし』上下(講談社)を読み終えてしまった。この話は『ぼんくら』の続きだったのだ。江戸の下町で起きるミステリーにこの何日かどっぷりと浸り,大いに楽しませていただいた。「宮部みゆきは『進化』する」(本の帯)というのはほんとうだ。宮部さんのゲームフリークは有名だが,どうかお体をこわされませんようにと願って,次作を心待ちにしたい。

1月25日(火)曇り
休暇をとり,バスツアーで御大師参りをした。第1番の霊山寺から第8番熊谷寺まで日帰りで一気に行く。
四国遍路に詳しい先達さんが同行されるので心強い。参拝の作法から寺のいわれを聞くことができ,これもまたいいなと思った。納経帳への朱印も添乗員さんがもらってくれる。
第一番の始まりだから遍路グッズを扱っている店にまず案内してくれる。お大師さんの分身といわれる金剛杖を買い求めた。
ツアー参拝者39名,偶然にも同じ町内の方ご夫婦と男性一人とも一緒だった。寺でらでの読経も迫力がある。
帰りは海産物のおみやげ売り場に寄って買い物をし,そこでは徳島の特産サツマイモのお接待があった。


1月23日(日)晴れ
山の仲間6人と連れだって温泉巡りをした。鄙の温泉巡りというか秘湯巡りというか,かなりその道の通が行く温泉だった。
まず勝山町の真賀温泉。アルカリ性単純泉で温度は39.5度。ちょっとぬるいがなめらかで,その通に言わせると岡山では最高の泉質であるという。風呂はあまり広くないが,その分浴槽が深く,立ってやっと顔が出るくらいであった。それでも十数分入っているとぽかぽかしてきた。外へ出てもなかなか湯冷めしない。これが温泉なのだとあらためて感じ入る。
昼はジンギスカン鍋を蒜山のレストハウスで食べ,その帰路,湯原温泉の露天風呂に向かった。管理人だけは雪の残る明るすぎるこの風呂には入れなかった。
最後は,さらに南に下って吉備中央町は小森温泉へ。この温泉はそのむかし岡山藩主も使ったという由緒あるものとのこと。泉質はちょっと金気くさいがなかなかいい。
蒜山では雪景色を見ることもできいい一日だった。


1月15日(土)雨
鼻がちょっとグズグズしていたが思い切って,坂出,高松行きのマリンライナーに飛び乗った。青春18キップが2回分残っていたので。
坂出駅からバスで81番白峯寺にアプローチしようと思っていたら,ちょうど「かんぽの宿」の送迎バスに行き会い,同乗させてもらった。もちろん無料。わるいので売店であんパンと牛乳を買った。かんぽの宿から白峯寺は歩いて5分の所だった。標高500メートルの所にあるので,かなり冷え込み残雪もところどころにあった。白峯寺から82番の根香寺へは遍路道をたどって1時間40分を要した。道は細く,昨年の大雨で深くえぐられた所もあり足下はよくなかったが,初めて遍路らしい気分を味わった。落ち葉を踏みしめながら,そぼ降る雨の中を行くのは寂しいながらも神聖な気持ちにさせられ悪くない。ナンバ歩きで通し,なんだか疲れが少ないように思うのだが,これもいつもの思いこみであろうか。
根香寺も深い山に囲まれた大きなお寺であった。帰りは歩いて山を下り,バスで高松市に出た。
帰路,図書館に予約していた重松清さんの新刊『いとしのヒナゴン』(文藝春秋)を借りる。これはあのヒバゴン騒動をモデルにしており,映画化(広島でロケ)もされおり,公開が待ち遠しい。

1月13日(木)晴れ
本格的に寒い。職場への行き帰りをナンバ歩きにしている。あの足と手を同時に動かす感じのものであるが,最初は違和感があったものの,歩いているという実感があり爽快である。そんなに手の振り方が奇妙にも思えない。
1月10日(月)晴れ
きょうはアンズの枝と柿の枝を剪定した。アンズは今年もよく生ってほしい。アンズジャムが去年はうまくできたので今年もできるといい。柿はいちばん好きな果物だから台風に遭わずにしっかり生ってほしい。
1月9日(日)晴れ
倉敷市ではこの日に成人式をする。弟の子が成人式を迎え,おばあさんに晴れ姿を見せにやって来た。
午後から梅の木の剪定をした。小梅につぼみのふくらんだ枝もあった。
昨日は青春18キップで四国の郷照寺,天皇寺,国分寺にお参りした。郷照寺は厄よけ大師ということで,厄年の善男善女がおおぜい御祈祷を受けていた。天皇寺は郷照寺のにぎわいとはうってかわり,自分のほかはお参りの間誰もいないという対照的なおもむきであった。80番の国分寺は大きなお寺だ。往時をしのぶ寺の礎石もあり,貫禄を感じた。ずっと一日あたたかで歩いてのお参りはとても楽だった。次の81番は山中にあるのでどのようにして行こうかと考えながら讃岐路をあとにした。

1月2日(日)晴れ
毎年この日,いつもの場所でいつもの時間にクラス会がある。
団塊の世代もいつしか人生を振り返ったり,仕切り直しをするころとなった。
それでも元気な顔が毎年見られるのはうれしい。

1月1日(土)晴れ
暮れはめずらしく大雪だったが,開けて2005年は明るいおだやかな元旦であった。
初日の出は横着をしてベランダから拝んだ。平和な年でありますように。
雑煮をいただき年賀状が来るのを待つ。
欠礼をしてしまった方へあわててプリントアウトをするが,年賀はがきがないので普通はがきでこれまた失礼した。