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6月28日(月)曇り
雨は降らないものの蒸し暑かった。サーカスの招待券が当たったのでひさしぶりに出かけた。2002年の8月に行って以来のこと。
駅からおなじみの赤いテントを目指して客たちは開演1時間前ながらどんどん集まってくる。今回もそうだが,あのなつかしきジンタというサーカスを連想する音楽は入場を待つ列にも聞こえて来ない。日除け簡易テントの開場を待つ長い列のまわりは冷たい飲み物やたこ焼きの露天が相当な高値を付けて誘惑する。
ショーは現代的であのもの悲しい雰囲気などみじんもなく晴れやかにプログラムは展開する。いかんせん招待券の一般席は中央舞台からかなり遠く,プログラムによっては大テントの柱が邪魔になってよく見えない。確かに座席には「よく見えませんよ」と親切に表示してくれていたがそこらに座らざるを得なかった。それでも球体の鉄のかご中で三台のオートバイが爆音を立てながら,上下横クロスしながら駆け巡るもの,あれこそサーカスだといつも思う。これはよく見えた。空中ブランコは安全のための網を通しての観覧だった。
今回もサーカスを見ることができてよかった。

プランターに植えたトマトが少しずつ熟してきた。シンディオレンジという黄色のトマトがおいしい。糖度も8.7あり,いわゆるフルーティな味?
少しずつではあるがトマトがほおばれるのでとてもうれしい。



6月21日(月)曇り

梅雨はやはり空気が湿って蒸し暑い。紫外線は強いのだろう曇っていてもサングラスは欠かせられない。眼鏡の上に掛けるオーバーグラスだからほんとにオーバーな出で立ちとなり,恥ずかしい思いがするが,それでも目は疲れない。畑に行くのに水は忘れてもサングラスは忘れられない。
トマトトマトといって種から蒔いて始めたのだから,さぞや立派なのがおできでしょうなと,家族から特に師匠など畑の隅からちらちらと冷ややかな視線を感じる。いまのところタバコガの被害もなく,トマトの色づくのを待っている。
今日初めてミニトマトアイコを収穫した。糖度は8.3。甘いほうである。レイコもファーストもイエローアイコもうまく熟してほしい。

yoshikoさんが管理人をしている老人憩いの家の窓辺にゴーヤのグリーンカーテンを作った。事務所に冷房がないので外からの照り返しを少しでも和らげるのではないかと思う。ゴーヤは白いのが生る予定。


6月9日(水)晴れ
前回更新からひと月も経っているではないか。畑のことやいろいろなことがあったのに怠けていた。その間,日本の首相まで替わってしまった。遅い春だともいっていたが,畑の作業にはサングラスと蚊の予防にミツバチの作業で使う面布を被ることになった。
その面布を蚊よけのために被って歩いていると,柿の木のある頭上でする羽音が大きい。蜂が乱舞している。ずっとその行方を目で追っているとわが家のブドウの枝に集結し始めた。今年始めてみる分封群だ。あわてて巣箱を取ってきて捕獲にかかる。ブドウの枝は細いから,すだれのように群れが垂れ下がっている。群れの大きさとしてもさほど大きくはない。孫分封ぐらいなのだろう。それにしてもどこから来たのだろう。わが家の蜂群はいずれも勢いは強くないので,よその群れからのおでましだろう。余計に捕獲に力が入る。段取りを忘れているくらいあわてている。脚立に上がり,刷毛でそっと箱に群れをはき落としたつもりだが,かなり取りこぼした。2回に分けて収容することにした。一群をひとまず先にあった巣箱の位置に置き,残りの群も箱に収め,一群の前で放したら。ぞろぞろ大きな群れの中に入って行った。落ち着いてくれますように。
本当に今年初めての分封群捕獲だ。これまでの3群は運良く古巣にひとりでに収まってくれてのものだから,感慨無量とはこのことか知らん
ひとまず,画像を1枚


5月9日(日)晴れ
わが家の裏手にある荒神社の境内が改修され,その記念として備中神楽が奉納された。町内の役員(神楽の見巧者が多い)によって,周到な準備がなされ今日の日を迎えた。看板は弟の筆による。
会場は酪農家の大きな納屋が使われた。とても立派な納屋で,畳も敷かれ,常設の芝居小屋としても十分使えると思う。
午後1時から午後7時までの舞台だったが,まったく飽きることなく大いに楽しんだ。改めて演じる神楽太夫たちのエンタテナーぶりに感心した。シリアスな神話の部分では役者として,勇壮な立ち回りと優雅な舞では踊り手として,幕間的なところではコメディアンの役をもこなす。幕の裏では囃子方もやる。一人四役も五役もやる。
観客の何よりの楽しみは,大黒様による「福のたね」と称する餅まきである。お菓子もまかれる。yoshikoさんなどこのために見に来ているんだと言ってはばからない。レジ袋を何枚も用意し,飛びつくようにして餅を拾う。餅やお菓子は潤沢にまかれ,どの人のレジ袋もいっぱいだった(動画)。

この日同時刻に同級生のコンサートがあった模様(動画参照)。毎年母の日に行っており,回を重ねること7回目だという。


4月23日(金)曇り
例年ならば,蜂の分封群を追いかける毎日でへとへとになるのに今年はそれがない。蜂たちが突然いなくなった。当地に置いても,あのCCD(蜂群崩壊症候群)が現実のものになったのか。3月末までは,暖かい日,花粉を付けた蜂たちが活発に巣穴に帰っていたのだが・・・・・天候が不順で分封も遅れるとは思っていたが,蜂がいなくなるとは思っていなかった。しかし,気配はあった。蜂の師匠のW氏方でも昨年夏頃から蜂群の消滅があった。その弟くんの所も昨年は分封がないまま消滅に至った。CCDはいろいろな原因が言われているが,農薬被害説が大きい。その農薬もネオニコチノイド系のものという。新しい農薬で無臭のものだから蜂も忌避せず,蜜や水に溶け込んだ農薬を巣に持ち帰り,他の蜂に口写しに渡すのでたちまち伝染し,女王蜂にも濃縮されて口に入る。女王が死ぬとそのコロニーはいっぺんに崩壊消滅する。
ネオニコチノイド系も神経毒だがじわっと効き,虫たちの方向感覚を失わせるという。方向感覚を失った蜂は巣に戻れない。普通の逃去ならば蜜も持ち去るのにハチミツは残されたままだ。
蜂のいなくなった巣箱の採蜜などする気にならない。
ネオニコチノイド系農薬は残留性がきわめて高いので人にもかなり悪影響があることもはっきりしている。
嘆いているばかりではおられない。この農薬の製造,使用禁止を訴え,蜂の生きられる環境作りを身の回りから見直そうとW氏とも話した。

山の畑の八重桜も満開だが,こころなしかミツバチの訪花がないように思う。
ジャガイモの芽も出そろった。
ソラマメも莢がふくらみ始めた。


4月3日4日(土,日)晴れ
長男の愛娘のお食い初めをし,氏神様への百日参りをした。
生まれて百日を過ぎると表情が豊かとなり,かわいさがいちだんと増す。
円通寺公園はちょうど桜の見頃。大勢の見物客だった。


3月29日(月)曇り時々晴れ
倉敷市玉島には音楽大学がある。くらしき作陽大学。音楽会の案内をよくいただくのであるが,音楽に疎く失礼することが多い。それでも昨日は郷土出身者によるコンサートということで会場に出かけた。中学の同級生が出演することでもあり,知り合いの多くが客席に陣取っていた。声楽をずっと続けてきた彼女の声は大きく豊かで,広い音楽堂の空気をたっぷりとふるわせていた。O primavera(春よ!)という曲だが,燦々と輝く陽光の春を思わせる歌だった。妹さんのピアノ伴奏もすばらしかった。改めて同級生のはつらつとした奮闘に感動を覚えた(動画)。あんたも元気をださんといけんぞと力づけられたようで,次元は違うが畑仕事がんばらねばと思った次第である。

畑の葉物がいろいろと芽吹いてきた。ホウレンソウ,小松菜,ビタミン菜,二十日大根などであるがニンジンはまだのようだ。それにしてもジャガイモが霜害を受けたのは痛い。


3月15日(月)雨
お彼岸が近づくとヒサカキ(この辺ではシャシャキといって墓前に供える)に小さな花が咲く。花のにおいにちょっと癖がある(よく言えばチキンラーメンのにおいに似ているか)。この花にミツバチがさかんにやってくる。

雪の重みでぺちゃんこだったソラマメもしゃきっと元に戻った。もう追肥もストップして,花が咲き豆が実るのを待つ。
トマトの雨よけを作ってもらっていたので組み立てた。鉄パイプと丈夫なビニールもはり,昨年の竹のものとは格段の差である。今年こそはうまいものをと思うが,またあの憎きオオタバコガがやってくるんだろうなー・・・・。適期に生物由来の薬を撒かざるをえないだろうなー・・・・ちょっと不安がよぎる。

パイプの足下を見るとアマチャヅルの芽が出かけている。霜よけをしてやってすこし早めに収穫できるようにしてみるか。胃の調子がよくないのでこのお茶を飲んでみよう(アマチャヅル茶ブームがあったなー・・・・しかし薬効は健在である)。

トマトの第2弾も芽が出始めた。カボチャの種も蒔いてみた。
春キャベツの初収穫。けっこう重い。


3月10日(水)曇りのち雨,雹も降る
昨日は春のどか雪がふり,10pを超える量だった。考えてみると今年初めての雪でもあった。白い景色にしばらく見入っていたが,重たい雪は農作物にかなりの影響を与えた。すくすくと伸び始めたソラマメの茎は雪の重みでぺちゃんこだった。せっかく稲藁を伝って登り始めたエンドウの蔓もばったり。芽吹き始めたジャガイモの芽もびっくりである。ミツバチの巣箱に巻いたコモもまだはずさなければよかった。
アンズやサクランボの花も咲き始めたばかりなのに授粉ができるのだろうか。
今日は,雨となったが一時ビニールハウスの屋根をパラパラと打ち鳴らす雹が降ってきた。大きさは5ミリ〜10ミリはあったと思う。ソラマメの葉が破れてなければいいが・・・・・


3月6日(土)雨
今年はまともなトマトの収穫を願って,種から作ってみることにした。近所の方から,地中に線を這わす電熱ヒーターをお借りし,地温を日中は25度,夜は15度を確保したら,なんと芽が出た。うれしくなって写真を撮り、みんなに見せつける。さらにトマトの種をたくさんいただいたので,トマトの苗屋をすることになるかもしれない。
サクランボ(在来種)の枝を花瓶にさしたらきれいに咲いた。


2月25日(木)晴れ

4月5月を思わせる陽気が続き,冬に重宝している発熱肌着を今日は着るべきではなかった。鍬で溝を切っているとじっとりと汗ばむ。ジャガイモを植えても植えても種芋がある。畑の開墾の毎日である。友がラベンダーの苗をたくさん持ってきてくれたが,芋の畝作りで手が回らないので勝手に植えてもらった。友は100鉢植えてミツバチの蜜源にしたいと言ってくれる。
薹立ちした小松菜の花にミツバチがやって来た(動画)。
クリのポロタンの芽接ぎをしてみた。




2月14日(日)曇り
曇りがちながらも風はあたたかく,芽が伸びたジャガイモを切り分けていたのでこれを山の畑に植えつけた。銘柄は「アンデスレッド」という早生種でほっこりとおいしいらしい(実はまだまだ種芋は買っていた。「とうや」というのもある。そのほか師匠が農協に注文しておりすっかり忘れていた「デジマ」という品種も一昨日4キログラムも届いた)。合計13種類のオンパレードとなり,畝を増やさざるを得ず,開墾しながらの畝作りとなった。ジャガイモは酸性土壌でいいらしいのでケイカルをぱらぱらとまいた程度でビニールマルチを張った。
次は「キタアカリ」「インカのめざめ」を植える予定

スモモと柿の高接と芽接ぎにも挑戦した。スモモはサンタローザに,柿は富有柿に。芽が出てくれますように


2月3日(水)晴れ(風が冷たい)
からからの土に十分すぎるほどの雨がふり,果樹の根にも行き渡ったことと思う。特に秋に仮伏せ?した柿やクリの苗木にうれしい。小梅の花が開き始めた。ミカンの木にケイカル(珪酸カルシウム)を施した。
昨日はサツマイモを植えたところに溝を切り,古いビニールマルチを使い,ジャガイモの畝を作った。まだ早いと思うが,種芋は日に当て芽出し中だから,2週間後に暖かい日を選んで植えてみようかと思う。種苗会社の通販で種芋のセットを買った。キタアカリ,レッドムーン,こがね丸,十勝こがね,ベニアカリ,はるか,スタールビー,男爵,シンシアと9種類もある。ほかにもホームセンターでインカのめざめというのも買った。それぞれに特徴があるようで楽しみである。


1月17日(日)晴れ
比較的暖かく,霜にやられた畑の作物もちょっと一息入れた感じである。朝早くW氏が大量の稲ワラを畑に搬入してくれたので,稲ワラマルチとして利用する予定。腐れば土壌改良にも一役買ってくれそう。
午後は観劇に。玉島ではマチネー例会が多く,寒い冬は特にありがたい。今日の例会は『林の中のナポリ』(劇団民芸)。豪華キャストでもあったので玉島文化センターは満席だった。