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2016(平成28年)

10月30日(日)晴れ
昨日は籾すりをし,さっそく新米をいただいた。新米は何もおかずを添えず,白ご飯をかみしめるだけで美味しい。今年は田んぼに竹チップをすき込んだので甘い感じがする?
今日は小学校の講堂で,少年たち6人による子ども備中神楽を鑑賞した。大人の夜神楽は歌舞と演劇風を交えて延々とやるが,子ども神楽はマチネーなので,ハイライトを若さで舞うからキレがいい。大勢の観客があった。

10月22日(土)雨
YouTubeで見つけた「東京大衆歌謡楽団」のコンサートがマービーふれあいセンターであり,出かけた。
シニア層に多くのファンがあり,今やメジャーデビューを果たした。
隣の席のご夫婦は北九州市から来られたという。
昭和の歌謡曲を歌うにふさわしい清澄な声と,卓越したアコーディオンの伴奏が聴衆を沸き立たせてくれた。ウッドベースも生で聞くからこそ迫力がある。
終演後ロビーでも大勢のファンに囲まれていた。


10月21日(金)備前市は曇り
環境衛生組合の研修旅行でヤクルト岡山工場を見学した。乳酸菌飲料が厳密な衛生管理の下に大量生産されており,その技術の高さを目の当たりにした。峠の茶屋でお昼をいただき,備前市にある世界最古の庶民のための公立学校「旧閑谷学校」の見学をした。講堂は備前焼の瓦が葺かれ,壮麗で堅固なたたずまいを残している。今も学習に使われており,床はぴかぴかに磨かれていた。


10月14日(金)曇り
驚かれたと思う。まったく更新しなくなって,とつぜん今日,書き込みがあったので  (友人から生存確認があった)
5月頃申し上げたとおり,まったく夏眠していました。
畑の草はボウボウ,手が付けられなくなっている。夏が過ぎ,涼しくなっているのにまだ始動していない。町内の寄り合いだ,老人会の旅行だとか何かにかまけて,畑の準備はしないままなので,何の作付けも出来ない状態である。
それでも,タマネギを植える時季は迫り,プラグトレーに種を蒔き,ジャガイモも土に埋めていないとだめだろうとおもい,一畝だけ草取りもそこそこにマルチを張り,芽が出た種芋を逆さに置いた。ニンニクも同様だ。
先日68歳となり,これを生んでくれた師匠(母)も91歳でせっせと週3回通所介護の日々を送っている。この師匠の愚痴が「今年はゴマを作らなかった」というもの。すまなかったと思う。
秋祭りも過ぎた。今年は神輿を迎えるお旅所をしつらえる当番だった。初めて経験するもので,注連縄をない,紙垂(しで)という紙飾りを作る。縄の藁は,近所の人が青々としたものくださり,4人で試行錯誤しながら,縄をなった。無事,神輿の巡幸を迎えることが出来,ほっとしたのが数日前である。
ミツバチは逃去してしまい,まったくいない。猛暑でその対策をしなかった報いだろう。


6月2日(木)晴れ
ミツバチは分封が終わったと思っていたが,昨日2つの群れが分封して,空いている巣箱の争奪戦を行い,ミツバチの死骸がるいるいと地面に落ちていた。空いた巣箱は他にもあるのにと思うのだが,ミツバチたちは木の香の残る新しい巣箱は気に入ってくれない。分封群を入れても増えなかった。古い巣箱に落ち着いたようだ。
結局,10回ぐらい分封したうちの6群が蜂たちの偵察と協議で,それぞれの巣箱に入ってくれた。これほど楽なことはない。やはりキンリョウヘンをそばに置き,巣くずを冷凍にしていた塊を巣の中に入れたのが,功を奏したよう
日本蜜蜂は古い巣には卵を産まないそうで,重箱式の巣箱では,分封が終わると早めに,最上段の巣箱を取り除いてやるのがいいという。やはり最上段には蜜はなかった。その次の段に多少あり,五段にもなっていたので,それも切り取った。
蜜は少ないが,それでも糖度は79.4度あった。
やっと植えたアロイトマトとイタリアンナスなどの様子


5月29日(日)雨
春が過ぎて夏が来てしまった。日記を見てくれている人から,生存しているのかとご心配をいただいた。安心してください。生きてます。
果菜などの種を蒔くところまでは勢いよくやるのですが,生来の無精と無計画が災いして,春頃はやることが重なり何もかも手が付けられない状態となり,暑い夏を迎え,冬眠ならぬ夏眠状態になるというのがいつものパターン。
見習いも,師匠はデイサービスに週3日行くようになり,その間,あれこれ野暮用を済ますということになった。
言い訳はこのくらいで,最近のトピックといえば,5月22日,町内で備中神楽の奉納があったこと。盛会で成功のうちに終わり,昨日は実行委員会で打ち上げ会をした。
3年前は子供神楽だったが,今回は一流の神楽師による神楽舞であった。観客も歌舞伎を思わせる所作の良さに堪能したことと思う。町内の見巧者が言われるのに,備中神楽は儀式的なものに能,狂言,歌舞伎の要素を取り入れた総合芸術であると。神話の世界を格式高く表現する一方,掛け合い漫才や狂言のように観客を笑いの渦に吸い込んでいく。
また福の種といって,紅白の餅やお菓子が振る舞われるのも楽しみの一つ。正式な場合は夜を徹して行われる。


3月20日(日)庄原市口和は晴れ
O熊さんと庄原市口和にある口和郷土資料館である映画会に行った。映画のタイトルは行くまでわからなかった。熊さんが以前一人で行って,そこに展示されている昭和の音響機器に魅せられて,再度の訪問である。懐かしい民具や農具もたくさんあるが,機械好きの者は目を見張るであろう音響機器のコレクションが山とある。
映画は徳島の山村で起こった奇跡の実話を元にしたもの。葉っぱを料理のつまものとして販売し,お年寄りが年商2億円稼ぐ事業にした話,『人生,いろどり』。昭和の映画館を思わせる座席の中でゆったりと映画を楽しんだ。
映画のあとはコレクションを見て回った。2階の展示室には真空管ラジオ,ブラウン管テレビ,ステレオ,フイルムカメラ,手回し蓄音機等等,数え切れない。
階下のサロンには真空管のオーディオ機器があり,コーヒーの接待受けて,柔らかい音色にしばし酔った。



2月22日(月)晴れ
2月も下旬となり,寒い時期の作業がたくさんあるのに何もできていない。友人から竹などを粉砕することのできる機械を借りることができ,ここ数日竹藪の整理をしている。かつては上下2段のミカン畑だった所だが,みごとに竹に浸食され,モウソウチクと淡竹の竹藪に化した。本家の畑を借りて粉砕機を据え稼働させている。その威力はすごく直径12センチぐらいの淡竹は瞬く間に竹チップになってはき出される。これは草マルチの代わりに使えると思っている。
竹藪の中にはシュロや雑木も大きくなっており,それらは弟やK氏によってチェーンソーで切り倒された。
切っても切っても終わりそうにない。全部はチップ化できないので,残りの竹は藪の中に捨て置くことになるが,竹炭などにも利用できる。


1月20日(水)朝は雪昼から晴れ
日本列島は寒波のなかにあり,当地も風が強い。ミツバチもまったく巣から出てこない。巣箱に耳をあてるとざわめく音がするから,懸命に体を寄せ合って寒さに耐えているようである。それでも少し日が差すと1匹2匹と出てきて飛び回る。ナバナやサザンカに訪花するのだろう。帰った蜂たちは足に花粉を付けている。冬でも育児は続いている。
雨よけハウスの中は暖かいようで,エンドウも伸びて花芽がついている。サヤエンドウができるのだろうか。
タマネギの早生種が大きくなっている。


1月8日(金)曇り
雨よけハウスの中に室(むろ)を掘った。T&Fさんが作っておられたのを真似てみた。木枠はミツバチの古巣箱を使った。少しは効果があると思い木枠のまわりに,もみ殻を詰めてみた。サトイモの親芋とハヤトウリを保管することに。
老人会新年会が公会堂で行われた。今年も元気で清掃活動に励もうと乾杯し,美味しい仕出し弁当をいただきながら談笑した。


1月1日(金)晴れ
紅白歌合戦を途中まで見て,歩いて菩提寺にお参りをした。初めてだった。境内ではたき火を炊いて新年を迎える準備を役員の方々がしていた。
空は冴えわたり上弦の月も昇り始めている。秒読みが始まり,新年と同時に住職がまず鐘を一打ちし読経に入り,そのあと参拝客が続いて鐘を打っていく。列に並んで打たせていただいた。とてもさわやかな新年を迎えることができ,感動した。
お接待のお汁粉をいただき,年神様に捧げる御幣と色紙と暦などもいただき,帰路についた。