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2月23日(日)曇り
きのうは一日中雨だった。岡山西川緑道公園の木々も芽吹く準備が整ったように感じられた。

何とも不思議な本を読んだ。「私」が語るのだが,その私は人間ではなく庭(ガーデン)なのである。ある暗い過去を持つ男の手によって作られた「庭」が,男たちを語り始める。丸山健二著『月は静かに』(新潮社)という小説。500ページ以上あった。実際にこの作者は長野県の広大な土地において作庭の日々を過ごしているとのことである。植物に関する膨大な知識が各所にちりばめられている。なるほどと思った。丹精を込めた庭だから人格を持つことも考えられ,その視点から人を見るというのだからすごい。

テレビの世界ウルルン滞在記で懐かしのジェゴグをやっていた。あの巨大竹楽器のうねるような響きを思い出す。日本にもやってきたセントラさんも登場した。

2月15日(土)晴れ
新車を買った。それも16年ぶりの新車だ。ディーラーが朝のうちに届けてくれた。
さっそくエンジンをかけてみる。小型ながらも4サイクルで2馬力ある。色はブルー。最大積載容量120キログラム。
ちょっとバランスが気になるが山道で頼もしい味方となってくれるものと思う。

2月14日(金)晴れ
出張で大阪に行った。
車中,諸田玲子著『お鳥見女房』を読んだ。主人公である女房(鷹狩りのための鳥の生息状況を調べる御家人の妻)のさばさばとした心意気がとても気持ちを安らかにしてくれる。
用務を終え,帰りの車中でも読んだ。このシリーズを続けたいと著者がラジオで言っていたので続編が楽しみである。

2月9日(日)曇りのち晴れ
きのうの雨の影響か曇っていたがあたたかく感じた。アンズと柿を少しばかり剪定した。

午後からくらしき作陽大学ミュージカル専攻科学生によるミュージカル「THE MUSIC MAN」を見た。
若さがあふれる熱演だった。

帰りに玉島図書館で諸田玲子著『お鳥見女房』(新潮社)を借りた。車の中できいたラジオ番組に,著者が出演していたので,興味を持った。
向田邦子さんのテレビドラマをノベライズした人でもあるようだ。時代劇を得意としているようである。

2月8日(土)曇りのち雨
行きつけの本屋で『新刊ニュース』をもらった。その中に気になるコーナーがある。立川談四楼という落語家による書評欄「談四楼の書評無常」というのがおもしろい。取り上げる本もユニークであり相当な読み手だと思う。宮部さんの『模倣犯』を映画と合わせて論評していた。今回は中島義道という哲学者の『ぼくは偏食人間』を取り上げていた。読んでみたいと思う。

2月2日(日)晴れ一時雪
福田さんもブルーベリーの剪定枝をすぐ挿したと言われていたので,やってみた。ティフブルー,ウッダード,ホームベルの三種。これもまた管理がたいへん。
先日接ぎ木き挿しした穂木の部分から芽が出ているがどうだろう。部屋の中においているがやや乾燥気味である。

2月1日(土)晴れ
きょうは旧暦の正月だそうだ。むかし祖父が元気な頃は,この日の行事のほうが盛んだったように思う。それぞれの神棚に飾る「お飾り」も豪華で,また鏡餅も大きかった。農家は旧暦の行事をかなり重んじたからなのだろうか。子ども心にもお年玉はもらえないものの華やいだ気分がした。もちろん雑煮を食べた。かき餅もこの時季ついたと思う。それにしてもよく餅をついた。新正月,旧正月,1日(ひてー)正月と餅をついた。そうこうしていたら桃の節句がきて今度は菱餅をついた。端午の節句がきたら柏餅だ。

山では草刈りをし,ただぼんやりとたき火をした。

1月31日(金)
曇りだったのか晴れだったのか今日一日の天候さえ思い出せない。きのうは電車を乗り過ごして,隣の駅の金光まで行ってしまった。
それでも,居眠りをしていたのではなく,小関智弘さんの本を読み終えた時点で,金光駅まで乗り越したことに気がついたわけだから納得できる。『働くことは生きること』(講談社現代新書)をゆっくりじっくり電車の中だけだが楽しむことができた。とてもさわやかなきもちだった。ほんの少し元気が出た。
新刊『町工場巡礼の旅(まちこうばじゅんれいのたび)』が楽しみ

1月26日(日)曇り
海も空もこころもどんよりとしており,遊べなかった。
梅がかなり咲いている。

1月19日(土)曇りのち晴れのち雨
T&Fさんがブルーベリーの接ぎ木挿しをされたとのことで,自分も挑戦した。したもののこれからの管理に不安がのこる。
きっと乾燥を嫌い低温もまずいだろう。わが家である程度の湿度と温度を確保できる所はどこだろう。なかなかない。

1月17日(金)晴れ
職場でライフプラン研修というものを受けた。定年後の暮らしを準備するために,ヒントをいただいたように思う。
二日間の合宿だったがなつかしい人と同室で話もできた。
無事に行けば6年後に定年を迎える。定年帰農が夢であるが,体力を保持するためには運動習慣を身につけることが肝心だと思った。山の畑を行き来するのが役立つかなー。

1月13日(月)晴れ
山のはたけで1日過ごす。「ちーーっ」というメジロの鳴き声しか知らないが,あたたかいのでいろんな鳥の鳴き声が聞こえてくる。
U野さんの薪ストーブがいいなと思っていた。何か代用品がないものかと考えていたらブリキの焼却炉が使えるのではと思い,ホームセンタに行ってみた。いまはゴミ焼きを禁止されているのであまり売っていない。それでもひとつだけあった。
またU野さんの力を借り,これを取り付けた。焼却炉なので燃焼効率を上げるためにロストルなどがあるがじっくり燃やすためにこれをはずし,空気穴の一部も鉄板でふさいだ。

1月11日(土)晴れ
寒さがいくぶん和らいだ感じだ。松の内(7日までかもしれない)ということで,岡山まで文化することに。
まず県立美術館に。きのうから「古代エジプト展−永遠の美」が始まっており,それに行くことにする。
その途中,中学の恩師にお会いした。先生もグループ展をなさっているとのことでそちらへも寄せていただいた。
ギャルドファイブ展。岡山県内で創作活動を続けておられる7人の会。それぞれ異なったジャンルだから長く続いているとおっしゃっていた。
恩師の作品も,年を追うごとに作風がみずみずしさを増してきているように感じた。
それからエジプト展へ。5000年前に作られた彫刻や装飾品の美しさにおどろいた。
最後は,お正月は院展でとまでいわれるくらい恒例となっている日本画の展覧会に。これまた新春にふさわしいものばかりだった。
その展覧会場のデパートでは全国うまいもの市もやっており試食もした。

本も1冊買った。小関智弘さんの新刊『働くことは生きること』(講談社現代新書)。この人の本にふれるといつもほっとする。働くことの魅力をさわやかに,旋盤工作家の目をとおしてひとつひとつ紡ぎ出されるように書かれるからだろう。

1月7日(火)晴れ
朝は氷点下の日が続く。シャコバを忘れているのではないが花の咲き具合で手抜きをしたことがわかってしまう。
今年もすんでのところで霜にやられるのを家人が家の中に入れてくれたので助かった。
杢キリンに接いだのが生きかえり,1昨年ほどではないが花をつけた。

1月3日(金)雨
正月休みも後半。おとそ気分を平常のモードに切り替えるころとなったが何かこのままで居たい気分(やばいぞー)。
山小屋は雨樋をつけ,天水を一カ所に集める細工が完了した。
U野さんの大工仕事はきょうで終わりだ。あとは少しずつ内装などを自分でしないといけない。回りに土嚢を積み,基礎部分を強化することも必要とのこと。


1月2日(木)晴れ
クラス会に出席。元気な顔ぶれに出会った。話題はあんまり明るくないがなつかしく本当に落ち着くひとときだった。なんとまだ1月2日だというのに,来年の幹事役を仰せつかった。

1月1日(水)晴れ
午前6時30分ころ山小屋までランタンをぶら下げて行った。風はないが底冷えがする。おだやかな元旦である。
新しくできた小屋の中から初日が望める。ストーブに火が入り準備が整った。
東の空が白みかけた。まだ上弦の月がのこっている。7時17分,水島の工場の煙突の間から初日が顔を出し始めた。
もやがかかっていたので実際の日の出より遅いのだろう。
今年はおかげでU野さんによって家の中から初日の出を拝むことができたのだから,いい年にしなければならない。