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8月31日(日)晴れ
友からのメールで知ったNHKの番組,「にっぽんの夏山」をみた。榊莫山さんのあのおもしろい題字も目にとまった。
午後1時から4時間半の長時間番組。北海道から九州までの名山が紹介された。中でも大山はなつかしかった。
10年以上も前,子どもらとも登ったあの「大山」。中国山地に屹立している最高峰である。
アルバムにある子どもたちも小さかった。頂上へ全員立ち,記念写真を撮った日がきのうのように思い出される。
山の思い出は,海より深い。駄句をひとつ
「だいせんは家族で登った夏の山」
ちなみにこの番組で特選となった句に「夏の山 私の前は 宿題の山」というのがあった。
悪夢が思い出される8月31日でもある。
8月29日(金)曇り
『小さき者へ』は生半可な気持ちでは読めない。短編集なのだが,表題作の「小さき者へ」は父親の子どもに接する苦悩を自身の幼年期少年期の心情を折り込み,子どもに問いかけるかたち(読んではもらえそうにない手紙形式で)をとっている。他の編も子どもから見た親たちの様子とか,女の子の立場から見た学校生活など,現代の子どもたちの苦悩をも問いかけている。
8月25日(月)曇り
読むのが遅いので,図書館で借りた4冊もまだ1冊も読み切れていない。新幹線の1時間は恰好の読書ルームなのだが,夏ばてかあまり読めない。
それでも重松清さんの『小さき者へ』(毎日新聞社)は自分にとってちょうど旬の本である。いつも岡山弁が,田舎の描写にあり,一つ一つの場面が目の前に感じられ,わくわくする「海まで」。
メールマガジンで重松さんの新刊の案内があった。『哀愁的東京』。これも楽しみである。
アマゾンからきょう届いたのが『仏教が好き』(河合隼雄×中沢新一)(朝日新聞社)だが,しばらく積ん読
8月23日(土)晴れ
日がくれるのが早くなったと感じられるころ,熱い甲子園が終わり,夏休みも終わる。朝夕に空気の涼しさを感じるのもこのころだが,日中は暑い。夏の疲れも手伝いよけいに体のだるさを覚える。今晩はわが町内の地蔵盆。お地蔵様の膝の上にはたくさんのお供えがあった。
ブドウも長雨で病気になりだめになった房が多いが,少しずつ熟れてきた。
8月20日(水)晴れ
対岸の町内から,有線放送で,お地蔵様のお接待の案内が聞こえてきた。今日は旧暦の7月23日なので,正式に地蔵盆を行っているというわけか。わが町内は月遅れのお盆のように月遅れの地蔵盆を行うようである。
今日は本格的に暑い。山の畑のニガウリをポリ袋いっぱいに収穫した。イチジクも初生り
8月16日(土)晴れのち曇り
井原市の郊外にあるブドウ団地へ行った。丘陵地一帯にブドウ園が広がり,出荷の最盛期を迎えている。「葡萄浪漫館」という直売所があり,ここも盛況だった。ピオーネ,藤稔,安芸クイーン,瀬戸ジャイアンツ,デラウエアなど種類が豊富だ。ヤーコンのお茶も買った。
帰りに,鴨方町遙照山のキャンプ場をのぞく。子どもたちが小学生のころ,子ども会の行事としてよく来たものだ。
今日のキャンプ場も家族連れや学生たちでにぎわっていた。池に生えているジュンサイを採った記憶がある。
8月15日(金)晴れのち曇り
お墓参りのお客があり,お墓のそばのもう一つの畑に行く。こちらはゴマなどが植えられ,収穫が近い。ゴマには大きな芋虫がつき,これを師匠は毎朝せっせと手でつまんで駆除している。芋虫の苦手なものにはとうていできない。
ゴマの収穫期も夏の終わりを感じさせられる。
休暇は寝ころんで本でも読もうかと思い,図書館に行った。重松清さん,島田荘司さん,諸田玲子さんのものをそれぞれ借りた。小遣いに余裕がなく買えないので,著者には申し訳ない。
8月14日(木)雨
雨がよく降る。あつくないのはいいが,いろんな作物に影響がでそうだ。だいいち,わがブドウが熟れない。腐っている。
また,お盆らしくない。師匠も精霊さまを迎える「迎え火」をたくのを忘れていたぐらいだ。お盆はじりじりと暑く,陰をえらんで道を歩くぐらいがふさわしい。
昔のことだが,盆がすぎて地蔵盆を迎える8月23日ごろから,子どもたちは夏休みの宿題が気になり出す。気になるだけで手はつけない。結局は登校日の前の日に家族あげての大騒ぎとなる。これは個人的な思い出かな。
今年はヒグラシが鳴くのが早いかもしれない。
8月10日(日)晴れ
めったに文化などしないのだが,昨日に続ききょうも音楽会へ。中学校のクラスメイトが毎年ふるさと玉島でコンサートをやっていたらしい。今年は同窓会に出席されて本日の案内をいただいた。地元玉島にこんなに芸術家がいるとはおもわなかった。誇らしい気持ちになる。
8月9日(土)晴れ
夜の岡山後楽園に行った。ろうそくとライトアップにより幽玄な情景がかもし出されていた。主な目的は「TENGO」の演奏である。いつものエネルギッシュな演奏だった。このコンサートに居合わせた人たちはきっと感激したにちがいない。心地よい音楽の余韻を感じながら,旭川の夜風を受けて岡山駅まで歩いた。
9月にはサードアルバムがリリースされるとのこと。
昨晩は,山の畑の小屋へU野さんが駆けつけてくださり,壁につっかい棒をして台風の来襲に備えた。
もうそのときゴーヤの垣は倒れていた。
台風が通り過ぎた今朝,山の畑にあがったが小屋は無事だった。ゴーヤの垣を起こし,これにもつっかい棒をした。
8月7日(木)曇りのち雨
このあいだは3輪も一度に咲いたのに,気づいたのは花がしぼんでいるのを見た翌朝だった。
今夜は見てやらなくてはと思い,鉢を玄関に取り入れた。
花びらがふくらみ始めたのが午後8時。徐々に開いて午後9時半には満開となった。甘いにおいが漂っている。
台風が近づいている。
8月6日(水)晴れ
薄曇りで風がなく蒸し暑い様子を「油照り」というらしい。まさにそんな午前中だった。山の畑の落花生(ここらでは「そこ豆」ともいう)の上に防鳥網を張り巡らした。土の中にできる豆であるが,収穫期をねらって主にカラスがほじくりだしてしまうのだ。
ブドウは椋鳥につつかれるし,ブルーベリーも雀に持って行かれているようだ。
あろうことかアクセスカウンター「10000」を自らゲットしてしまった。もっともこのカウント数のかなりは管理人がブラウズしたものであやしいのだが,それでもちょっぴりうれしい。
8月3日(日)晴れ
急に思い立ち,パソコンを設置している場所を移した。本箱を廊下に出し,東向きとした。エアコンの風を背中に受けるようになり涼しい。
山の畑の小屋から玉島ハーバーランドにあがる花火を見た。遠くにちいさな菊の花が咲き,数秒後にポンという。まことにかわいい。
蚊もそれほど寄って来ず,夜風が心地よかった。ここへ蚊帳をつって寝てみようかと思った。
8月2日(土)晴れ
一日中よく日が照った。家の中でごろごろして夕方山の畑に行くと,ヤーコンの葉っぱの散乱しているのが目にはいった。よく見るとスイカも食われている。ズッキーニもつつかれている。カラスだ。網の目が粗いのでその隙間をねらえば簡単に食えるわけだ。やはりカラスは頭がええ。腹が立つ前に感心する。きめの細かい防鳥網を張るべきだった。
ゴーヤの苦さは知っているのだろうか。これはやられていない。気を取り直してゴーヤだけ収穫する。大小合わせて6本あった。
晩のおかずはみそ味のチャンプルーにしてもらった。
8月1日(金)晴れ
雨の降る音がやむと,つぎは蝉だ。蝉時雨とはよく言ったもので,一斉に鳴き出した。昔は夏の終わりに鳴いていたと思われるミンミンゼミが,アブラゼミやクマゼミと一緒に合唱している。梅雨が長かったからあわてて出てきたのかもしれない。
重松清さんの『きよしこ』(新潮社)を読む。転校の経験が一度もない者にとっても,転校先での主人公とクラスメイトとのかかわりの日々が,我が身のことのようになつかしく感じた。つぎは『トワイライト』(文芸春秋)を読みたい。
7月27日(日)曇り
ブドウを椋鳥などがつつきにくるので効果があるかどうかわからないが,キュウリの垣根に使うネットがあったので張り巡らした。車庫の下のもついばんでいるというので袋をかけた。
ばあさま(師匠)の作ったスイカ。10キロあった。
ニガウリも今日は5本収穫した。
7月26日(土)晴れ
久しぶりの青空。風がひんやりとして気持ちがいい。
W氏宅におじゃましてPCの修復をやっていただいた。長時間にわたってご迷惑をかけたが,おかげでこうしてまた更新することができるようになった。
ブルーベリーが熟し始めたが酸っぱい。日照不足のためと適期に肥料を与えていないからだろう。
ゴーヤの初生りを収穫した。
7月23日(水)雨のち曇り
梅雨が明けないまま「大暑」をむかえたという。
今年初めてのゴーヤチャンプルーを食べた。我が家でできたものではなく,ご近所でいただいたものだ。我が家のゴーヤはやっと5センチぐらいになったばかり。今週末に初生りが食べられることと思う。これからは食べきれないぐらいなり出す。そうなったらゴーヤジュースにするかな。にがいぞー。
7月21日(月)晴れ
昨晩かなり降ったのでよく晴れてはいるが蒸し暑い。それでも蝉が鳴き出した。
きのう買ったサンセベリア。ツツチトセランともいうとあったがどうも違うらしい。
インターネットで調べたら「サンセベリアキリンドリカ」のようだ。名札にはスタッキーとあるがこれとは別ものという。和名もボウチトセラン。ほんと葉部が筒状ではないわな。中身が詰まっており棒である。
7月20日(日)曇り
行きつけのホームセンターにかなり前からあり気になっていたサンセベリアをとうとう買った。1680円。うたい文句に「トラノオ」より10倍マイナスイオンが多くでるという。「サンセベリアスタッキー(ツツチトセラン)」という。ネギのかたちをしており,多肉質だ。かなり大株なのでわき芽をはずし,3株に分けた。もうかった気分。
キキョウが咲いていた。
7月19日(土)雨のち晴れ
昨夜は「頭痛肩こり樋口一葉」担当者の打ち上げがあった。芝居のおもしろかったことを,会員手作りの料理をいただきながら話し合った。
自分としては井上ひさしさんの芝居を一年に一回は見たいと思う。
山の畑のサツマイモ,南京豆などがしっかりと育っている。ゴーヤのツルも勢いづいた。ヤーコンの挿し木にしたのを定植した。
7月17日(木)晴れ
ブドウが色づき始めたのでムクドリがやってくるようになったという。ツバメがやっと巣立ったと思ったら,今度は防鳥の心配だ。網をブドウの房のまわりに張ることになる。
山の畑のスイカも収穫寸前のものをカラスにやられたという。こっちも広く網をめぐらすべきだった。
7月13日(日)雨
強い雨が朝から降った。梅雨が明けそうにない。
巣立ったと思われたツバメが長雨に閉口したらしく雨宿りに帰っている。
ヤーコンの挿し木には雨は好都合だが,ブドウの病気は悪化しそうである。
午後からはこまつ座第70回公演『頭痛肩こり樋口一葉』(演劇鑑賞会)を観た。雨あしはおとろえず土砂降りの中,会場の駐車係を担当した。芝居公演後は荷揚げにも参加した。大がかりな舞台の大道具小道具が演出部の手で素早く解体され,トラックに積み込まれ次の公演先に向かった。
7月12日(土)曇り
昨日とうとうメインのPCのハードディスクがめげた(こわれた)。かなりのものがバックアップしていない。その兆しはあったのについつい先延ばしにしてきた。インターネットのブックマークなどが失われくやしい。
なんとか,MOに残してあったファイルを別のに移し,急場をしのいだ。ハードディスクだけでなくCPUなどもいいのにしたいなー
7月7日(月)雨のち曇り
職場が広島なので,そこの美術館はいちおう見ておかなくてはと思い,きのうは当直勤務でもあったので勤務前に,午後「ひろしま美術館」に行った。
巨大なデパートとホテルの北側に,緑に埋もれるようにある丸い平屋の建物がその美術館だった。建物の中心から放射状に四つの展示室があり,それぞれが年代別になっている。赤瀬川原平著『日本にある世界の名画入門』(カッパ・ブックス)に,ピサロとルソーとシャガールが紹介されていたので,それを目当てに見た。ピサロとルソーのそれはあったが,シャガールはほかのものしかなかった。おそらく出張しているのだろうが,なければ余計に残念に思う。どっぷり名画にふれて,美術館をあとにしたが,外はまだまだ梅雨のまっただ中の蒸し暑さだった。
7月5日(土)曇り
昨夜もかなり強い雨がふり,今朝方やんだようである。やはり長雨のためかブドウの一部に異変が起きた。ブドウの実がうっすら色がついたと感じ,つまむとぽろっとはずれ,割って中身を見ると黒ずんでいるではないか。どうも病気のようである。車庫の下の雨に当たっていないものは正常だ。さては袋かけが遅れたか。葉っぱを見ると粉をふいたものもあるのでうどん粉病かも知れない。
今日は大K氏が来てくれて,山の小屋の座をあげた一部を囲炉裏に仕上げてくれた。あとは自在鈎をつるせば「夜なべ仕事」もできるようになってしまう。鍋をつるしてイモでも煮ながら
『スローフードな人生(イタリアの食卓から始まる』(新潮文庫)はおもしろい。新幹線の中でファーストフードをかじりながら読んでいる。島村奈津さんの文章がとても歯切れがよく心地よい。映画でも話題になっているので石井花子著『人間ゾルゲ』(角川文庫)を買う。でもしばらく積ん読
7月1日(火)雨
1年間の半年が過ぎた。いよいよ夏本番というところで,各地では海開き,山開きが行われている。
神様へは年の初めに願い事をしたが,半年が過ぎその御利益も薄れかけたというわけか,夏祈祷と称して茅で編んだ輪をくぐるお祭りが神社で行われている。輪をくぐると夏の病気をさけることができるという。
雨が一日中ふった。ブドウの実もかなり大きくふくらみ,甘みをつけるには日差しが必要だが,梅雨はまだまだ明けそうにない。