現在の記録へもどる
    
平成17年(2005)


6月26日(日)晴れのち曇り
きのうの気温は35度Cを記録した。今日は昼過ぎから急に曇りだし,風も吹き,これは来たかなと期待したが,カーポートをぬらす程度で土の色は変わりもしなかった。なんたる空梅雨。
玄関にミニ蓮のかめを置いた。少しでも涼しさを出すことができるだろう。
挿し木も空梅雨なのでだめだろうと思うが,ラベンダーなどを挿してみた。水やりを忘れないようにしないと・・・・
予約していた諸田玲子さんの『昔日より』(講談社)を図書館で借りた。いま宮部さんを読んでいるが,予約が立て込んでいるようだからこっちを先に読むことにする。


6月月22日(水)晴れ
前夜,職場のある広島では雨が降った模様。量としては1ミリほどだったそうだが降らないよりいい。
岡山も気配はあったものの降るまでにはいかなかった。しばらく雨は望めそうにない。
昨日発売された,宮部さんの新刊『孤宿の人』上,下巻(新人物往来社)を買った。この人の本があるから元気が出る。

6月19日(日)晴れ時々曇り
ラッキョウは体にいいらしい。水溶性の食物繊維がゴボウや芋より多いという。成分「フルクタン」の健康効果はコレストロール値を下げ,骨を丈夫にもするそうだ。漬け汁を捨ててはいけない。これにたくさんのフルクタンが溶け出しているのだから。
ラッキョウを漬けたら,残りを夏の終わりに植え替えることにするかなー。
6月18日(土)晴れのち曇り
曇るところまでいくが雨はふらない。ほんとうに空梅雨だ。県は渇水対策を始めた。平成6年のときのようにならないことを願う。あのときはほんとうに降らなかった。給水制限があり,水をポリバケツにためて使った。
雨が降らないがアジサイは咲いた。アマチャヅルもよく茂ったので日が照っている間に干すことにしよう。アンズも色づいた。
山下惣一さんの近著『食べ物はみんな生きていた』(講談社)を読んだ。毎日小学生新聞日曜版に連載したものを単行本化している。山下さんらしく歯切れのいい文章で,伝統食のことから農業経済まで明快に語られている。小関さんと同じく好きな作家である。

6月12日(日)曇り
家族の買い物について大型ショッピングモールに行った。そこの本屋で見つけた文庫本。なつかしい方の著作なので買った。『交通事故のミステリー』(朝日文庫)。著者江守一郎さんには18年前にお会いしたことがある。そのとき著作本にサインをしていただいた。多くの交通事故を科学的に分析鑑定された権威者である。「鑑定人江守一郎の事件簿」とあり,面白そう。
6月11日(土)曇り
昨夜雨がふったが畑の土をしっかり湿らすほどではなかった。鍬を入れると白い土が出た。それでもサツマイモは生き返ったようだ。完全に干からびた苗は挿し直した。
ラッキョウを収穫した。肥料をやっていないので細い。上品なラッキョウ漬けができそうである。
ブルーベリーが熟し始めた。
職場のOBの方よりいただいたサボテンにたくさんのつぼみが付き,ついに7つの花が一気に咲いた。いいことがありそう。

6月8日(水)晴れ
ツバメの巣が空になった。無事巣立ったのならいいのだが。数日は元の巣をねぐらにするはずなので心配である。
村上陽一郎さん(科学史家)おすすめの作家隆慶一郎の本,『駆込寺陰始末』(光文社)を借りて読む。痛快時代劇であるが,惜しいかなこの人は故人となっているらしく新刊はもう出ない。
6月5日(日)曇りのち晴れ
午前中は曇っていたので,サツマイモを80本ばかり植えた。師匠が苗を用意してくれたから仕方ない。
相変わらず土は乾いているので,ドラム缶の水を植え溝にやってから苗を並べた。この方法ですると結構活着がよい。できれば2,3日のうちに雨がふってほしいところである。
植えているとO熊氏がミニトマトとラベンダーの苗を持ってきてくれた。小屋のそばをラベンダー畑にするつもりだ。
午後からはNLTの芝居『オスカー』を見た。翻訳劇だが村井国夫さんの熱演に会場中が笑いの渦に巻き込まれたようだった。
ジュンベリーが熟れ,ブラックベリーがかたちになり,ブドウも花ふるいが多いながらも実がふくらみ始めている。


6月4日(土)曇りのち晴れ
1週間雨がふらない。サツマイモが活着したか心配だったが,水をやって植えたのが功を奏したか葉が活き活きとしていた。やはり芋は乾きに強いのだ。今日も植えるべきだった。
ひさしぶりにパソコンショップに行く。この前,雑誌で見て思ったのだが,わが家のパソコンは全然バックアップをとっていないことに気づいた。。これはまずいんじゃないかとも思った。それで思いついた。先に買っているUSB接続のハードディスクケースがあるので,これに入れるハードディスクを買い足せば,バックアップ用ストレージ機器となるじゃないか。80ギガの安いのを買った。USB2.0インターフェースも買い,高速転送をめざす。何しろ本体がかなり古いのだ。ハイスペックのパソコンがほしいなーと思いながら,接続に悪戦苦闘した。何とか接続でき,大事な写真などをバックアップした。

6月1日(水)晴れ
原ォ著『私が殺した少女』(早川書房)をやっと読み終えた。良質のサスペンスドラマをゆっくりと見た感じだ。帰りの新幹線の福山駅あたりから話がクライマックスとなったので乗り過ごすかと思った。最新刊『愚か者死すべし』が最初の出会いだったが,著者も余り間をおかず次作を出すと言っていたので楽しみだ。
宮部みゆきさんも人物往来社から新刊刊行予定だから,これは時代劇のはず。これまた楽しみだ。

5月29日(日)晴れ
yoshikoさんのおばさんの住んでいる哲多町(新見市)までドライブした。
哲多町は金ボタルで有名なところである。スズランが群生している所もあり,来週はスズラン祭りが催されるとのこと。
田植えが終わった田と,これからの所があり,棚田の田植えはたいへんだ。きれいな水だから米はたいへん美味しい。
山の中に入るとササユリがぽつねんと一輪咲いていた。

5月28日(土)晴れ
ずっと晴天が続いているのでサツマイモを植えていいものか迷ったがつるも伸びているので植えることに。
ドラム缶にためた天水をやりながら30本ほど植えた。
小梅を収穫した。今年は昨年ほどの量はないが,それでも5キロばかりとれた。小梅の梅干しはおにぎりにちょうどいい大きさだ。
ツバメがかなり大きくなり,親からのエサを首を長くして待っている。
ジュンベリーが色づいた。

5月24日(火)晴れ
休暇をとり,四国遍路バスツアーに。今回は高知の第29番国分寺から第34番種間寺まで。土佐は修行の道場といわれ,札所と札所の間が長い。だが第29番から第34番までは比較的近くにある。種間寺は去年長男と訪れ,巡拝を始めた最初の寺だ。感慨もひとしお。
田んぼの稲もかなり緑が増していた。寺寺の境内からは土佐湾が臨まれ,修行の場だといえ,遍路の気持ちをおおらかにしてくれる。
桂浜の龍馬の像も遠く太平洋を見据えていた。


5月22日(日)雨のち曇り
弱いながらも雨がふったので,サツマイモの苗を持って山の畑に行った。クワを入れてみると土はややしめっているかなといった感じでもうすこしほしいところである。100本余り苗を用意してくれたので植えた。明日は晴れるらしいので稲わらをかぶせてもどった。
古本屋で見つけた高橋治さんの『花と心に囲まれて』(講談社)というエッセイ集を寝ころんで読む。この人は「おわら風の盆」をこよなく愛する人と記憶している。だいぶ前「風の盆恋歌』(新潮社)を読んだことがある。八尾町はいちど訪れてみたい町だ。

5月21日(土)晴れ
さわやかな天気であるが,ぼーっと玄関の三和土にすわってブドウの棚やブルーベリーの鉢をながめただけ。
目を頭上にやるとツバメがせっせと子どもにエサを運んでいる。
山の畑に行くが,あまりにも土が乾いているのでサツマイモを植えるのも見合わせた。
小屋のそばの栴檀の花が咲いている。近づいてよく見ると可憐だ。「栴檀は双葉より芳し」というあれは白檀のほうらしい。旧の節句ごろ,祖父母が,ヨモギと菖蒲とこの栴檀の若葉を摘んで神棚に供えていたのを思い出す。これが冬になると数珠のような実となり,しもやけの薬となる。
旧の節句といえば,祖母が雨で畑仕事ができない日は柏餅を作っていたことも思い出される。ただ柏の葉を巻くだけではなく,餅全体を複数の葉で包み,い草を用いて十文字に結わえる「どうばら」というものだった。い草の端を束ねて蒸し上げたその柏餅は軒につるしていた。子供らはそれを2つ3つ引きちぎってはポケットに入れ,遊びに出かけた。


5月19日(木)晴れ
職場の植え込みにあるサツキが咲き始めた。昨年は花芽形成の時季に刈り込んだのか花の付きが悪かったが,今年は植木屋さんも気遣ってくれたようだ。満開になるのが楽しみである。
我が家のツバメも孵化したようで,玄関の真上で鳴き声がするようになった。天敵のカラスなどにやられないように祈るばかりだ。

5月15日(日)晴れ時々曇り
駅ビルで買った,重松清さんのエッセイ集『明日があるさ』(朝日文庫)。「家族を見つめ,人間を書きつづける直木賞作家,初めてのエッセイ集」(本の帯)とある。この人の小説が好きでよく読む。『流星ワゴン』『トワイライト』『卒業』などには泣けた。この文庫には作家重松清の原点がありそう。
ツバメが今年も卵を抱いている。
ブドウのツルが伸び,花芽も大きくなったが,全体のツルの様子が弱いように思う。花芽も昨年に比べ小ぶりだ。

5月14日(土)晴れ
師匠(母)からクワをプレゼントされてしまい,今日は是が非でもサツマイモの続きを植えなくてはなるまいということになった。
先日植えたもののうち,翌日に雨がふったものは元気に根付いていたが,晴れた日に植えたものはかなり痛んでいた。畝の通りを眺めるがまっすぐでなく,美しくない。師匠が見たら舌打ちするだろう。

5月8日(日)晴れのち曇り
GWも終わった。長男も神戸に帰った。
母の日でもある。駅前の医院のホールで「母の日コンサート」が開かれ,出かけた。中学の同級生が声楽家で,招待してくれた。顔なじみも来ていた。プログラムは母の日にふさわしく日本の叙情歌が多く,うっとりとすずやかな時間がながれる。聴衆も一緒に「鯉のぼり」「おぼろ月夜」を口ずさんだ。それにしても同級なのに彼女は声量もあり元気だ。やはり腹から声を出すからだろう。石川啄木の「初恋」を朗々と歌った。GWを締めくくる有意義な時間を過ごした。
ブドウの棚にビニールをやっと張ることができた。これでつぼみが雨に当たらずに花を咲かせることができる。
サクランボも実った。

5月7日(土)晴れ
きのうは100ミリを超すような雨がふったが,朝にはからっと晴れ上がっていた。植えたサツマイモが生き返ったと思う。
ブルーベリーの根詰まりした鉢を数鉢植え替えた。
図書館から借りた原ォさんの『さらば長き眠り』を返し,買った文庫本,同氏の処女作『そして夜は甦る』(ハヤカワ文庫)を読み始める。ここから,わくわくさせられるニヒルな探偵の物語が始まるのかと感心しながら,わくわくして読む。
5月5日(木)晴れ
五月晴れ。それでも明日は雨とか。日が陰った夕方,サツマイモを植えた。今度こそ植えた上に稲わらをかぶせた。
GWも終盤となりなんとなく寂しくなるが,休み明けは気を引き締めてやらねばとニュースを見ながら思う。GWが暗転してたいへんな人たちがいたことに思いをはせながら・・・・
小梅がかなり大きくなった。

5月4日(水)晴れ
GWにはめずらしく好天がつづく。
サツマイモを植えたが,この天気で土から出たところの葉は干からびたようになっている。遅ればせながら稲わらをかぶせた。
ブルーベリーの灌水について発見があった。ピートモスを一度乾かしきるとなかなか水を吸収しない。そこで散水器のノズルを細くして,鉢に直接注射をするように水を注入する方法はどうだろうと思い,やってみた。なかなかいい。少量の水で鉢にたっぷりと水を含ますことができる。明日からしばらくこの方法でやってみることにする。
本日もO熊棟梁がやって来てくれ,板壁の仕上げをし,さらに小屋の後ろへ部材を収納する棚まで作ってくれた。
こうなれば小屋にふとんを持ち込んで泊まりで畑をせねばなるまい。

5月2日(月)晴れ
畑にはそれほど湿りはなく,苗を移植するにはやや不十分の雨だった。
師匠からサツマイモの挿し苗を受け取り,山の畑に20本ばかり挿したが,根付くかどうか心配である。師匠が山の畑にゆけなくなったので一人で植えるしかないが,やはり心細い。溝の切り方,畝の立て方,どれをとっても自信がない。
えーいままよ。だめだったら植え直せばいいわ。植えた後も日が照り続け,苗はグンニャリとしていた。
O熊氏が小屋の壁板の残り部分を張りに来てくれた。夕方遅くまでがんばってくれたのでほぼ完成した。一枚ぐらいは自分も張らなければと思う。

5月1日(日)雨のちくもり
久しぶりのお湿りでブルーベリーなどが息を吹き返したと思う。
ブドウの芽が伸び出し,これから摘花と巻きひげの除去が日課となる。カーポートの下でないところにはビニールのトンネルをする必要がある。
Kさんから枝をもらって挿したオオデマリが大きくなり,今年も咲き始めた。白いアジサイのようだ。