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12月29日(晴れ)
おだやかな天気でほっとする。
我が家ではたいていこの日に餅をつく。29は「苦をつく」と嫌うお家もあるが,「福をつく」として,いいほうに考えている。
餅をつくといっても,機械によるのだから,楽である。スイッチを押してつきあがるのを待つだけ。今年は弟が餅切り機を買ったので,それを借りてちぎったのでさらに楽だった。ただ餅切り機を洗うのはかなり手間がかかったようだ。
豆餅は土手状にのばして冷やすだけである。これが冷えたら櫛形に切って並べる。


12月24日(日)晴れ
少し寒さが和らいだにみえるが,また冷えこむ日があるという。
今年は紫芋がよくできたので,ゆでて干し芋にしてみた。長崎地方ではカンコロという。昔,寮生活をしたとき,長崎出身の者の実家から届いたものをお相伴したことがある。素朴な味が忘れられない。
作り方をネットで調べ,カンコロ餅を作ってみることにした。餅米とカンコロを蒸し,別々に搗き,最後に合わせて搗くという。
最初は蒸し方が足りず,なかなか芋の方がうまく搗けない。何とか芋と餅米が混ざり,カンコロ餅らしきものができた。ショウガとゴマを加えているので香ばしい味がして,まあまあのできばえと思う。餅の紫色の切り口がきれいである。にんじん芋でした黄色もいい。冷えたら短冊に切って焼いて食べる。


12月18日(日)晴れ
こんなに早く寒波が来るとは思わなかった。またしても油断したため,サボテン類を凍結させてしまった。まず,大株の月下美人をやってしまった。来年,複数輪の花は望めない
(T_T)
W氏方へユズをいただきに行った。たくさんいただいた。奥さんがユズのマーマレードを作る。風呂に浮かべてもいい。
シャコバサボテンが咲き始めた。クリスマスカクタスの名にふさわしく,クリスマスを明るく彩ってくれる。


12月12日(月)晴れ
天気とはいえ小雪もちらつく寒い日であった。今年は寒さが厳しいのではないかと思う。
この時季になると年賀はがきが気になるのだが,いつもになく早くできあがった。
やはり書いたというより,刷り上げたというのが正しい。
裏表,肉筆部分がない。書体はサンプルを利用したが,それでも少しは創作部分をと思い,一応は工夫した。

12月7日(水)晴れ
大きな寒気団の到来で中国地方にしてはかなりの雪が降った。が,わが玉島では見られなかった。
タイヤを新しくしたこともあり,最近のマイブームはクルマの運転である。目とか運動能力に老化が見られ,それでも運転は続けたいという気持ちがあるので,そのためには安全運転をさらに心がけねばと思う。

徳大寺有恒さんの『58歳からの楽々運転術』『徳大寺有恒のクルマ運転術』(いずれも草思社)をテキストに意識的な運転を考えてみる。なるほどシニアの運転快適術について,かゆいところに手が届くごとく説明されている。とにかくゆっくりながらも的確な操作が必要であり,常に「考えるドライブ」を意識することが必要とある。再認識することや,固定観念をあらためねばならないことばかりである。

12月4日(日)雨のち晴れ
朝は雨が降ったが昼前にあがったので,軽トラを借りてW氏方へ稲わらをいただきに行った。稲わらはいろんなことに使える。これからの寒さよけにもなるし,刻んで堆肥の材料にもなる。トラック1台分積んで帰った。
夕方,観劇に。奈良岡朋子さん,仲代達矢さんによる『ドライビング・ミス・デイジー』という翻訳劇だった。一幕もので展開が小気味よかった。奈良岡さんの大ファンである。『グレイクリスマス』『君はいま,何処に』などをこれまでに観たが,どれもよかった。
LAN接続のハードディスク(250ギガ)を導入した。これで大量の画像や録画した映画をサーバー的に保存できる。バックアップ用にも活用したい。それにしてもネット通販は早い。2日にボタンを押すと早今日には届いた。おそろしいくらいだ。ネット通販破産にならないようにしなければ

12月3日(土)晴れ
ブドウのツルを剪定した。かなり家族からきつく言われていた。夏の間は涼しい陰を作ってくれていたが,葉が枯れ落ちるようになると汚いという。たしかに落ち葉かきををしなければならない。
いつも剪定で迷うのだが,どのくらい切り込んでいいものか,来年の芽吹きは大丈夫かと思う。ばっさりと切り,さっぱりした。ついでに,ブラックベリーやブルーベリーの剪定もした。
お礼肥もまだやっていない。


11月27日(日)晴れ
映画「AIWAYS三丁目の夕日」を見た(50歳以上夫婦割引一人1000円につられ)。団塊世代のおじさんは,昭和のこの時代とともに育ってきたので,涙がでるほどなつかしい。画面一つひとつがなつかしくもあり,また気恥ずかしい思いもする。それは直に経験したものばかりだからである。いち早くテレビを買った家に遠慮なく上がり込みプロレスを見たこと,駄菓子屋であやしげなお菓子を買っていたあのころ・・・
ロケ地に玉島の旧商店街も使われたと言っていたが,場面に見つけることはできなかった。
それでも画面の隅に写った小道具もすべて昭和30年代だった。
せめて人の心だけはあのころに戻したい。

11月26日(土)晴れ
今日は自分で運転し,遠出してみた。成羽町美術館で「印象派と西洋絵画の巨匠」展があり,閉幕が近いと聞いたので行ってみた。東京の美術館の収蔵品ということで,すごいコレクションだった。
美術館は安藤忠雄氏によるもので,建物自体が芸術作品である。入り口までのアプローチは長いスロープになっており,美術鑑賞をする気持ちを徐々に高めてくれる。入り口で振り返ると,紅葉した木々と水をたたえた人工池が絶妙に映え,深まりゆく秋を感じさせてくれた。
帰りは川上町,美星町を通り,青空市などに立ち寄った。
やはりタイヤが新しいのは安心でき,走りも気持ちがいい。


25日(金)晴れ
ナンバ歩き」という歩き方を通勤の行き帰りにやるようになってほぼ1年がくる。この歩き方は,右手右足,左手左足を同時に出す歩き方として知られている。小学校の運動会などの行進で,前に歩く者と足を合わせることに気をとられ,手と足とが同時に出て違和感を感じたことのある,あの歩き方だ。
ところが昔の日本人の日常的な歩き方だったという。なるほど,時代劇などで裃をつけた侍が腰に手を当てすーっと歩くのは,このナンバ歩きである。様になっている。きれいだ。
通勤で片道15分ぐらい歩くのであるが,この歩き方をすると,意識的に歩いている感じが絶えずする。違和感は感じない。手は振らない。前をゆく人を追い越すときは少し優越感を感じる。爽快感も感じる。この歩きをするようになって腰痛がなくなったようにも思う。

11月20日(日)晴れ
小春日和の山あいの道を新しいタイヤを履いたシビックが駆ける(おかげで燃費がおどろくほど向上した)。
運転はやはり奥さんだが,ハンドルは軽くなり走りも軽快だったと思う。おそらく。
県北の山や谷はほどよく紅葉している。親戚で柿やしし肉や野菜などをもらい車は重量を増した。
帰路,総社市にある古代山城の史跡「鬼の城(きのじょう)」を訪ねた。岡山に生まれ,この場所を知らないのは失礼とかねがね思っていた。そのすごさは山頂に立って思い知った。展望は360度見渡すことができ,山城の大規模な造作であったこともあらためて感じた。西門という城門が復元されていた。


11月19日(土)晴れ
愛車シビックシャトルはもう18年乗っている。ぞんざいに扱っているが通勤の足として欠かせられない。エンジンのディストリビューターあたりから油が滲んできており,部品の交換が必要といわれている。
今日は新聞のチラシを見て,タイヤを新調した。二つの専門店の値段を比較して安いのを買ったので,儲かった気分がする。
やはり走りが軽快になった。最近カーオーディオが新しくなったこともあり,この車をすこしていねいに扱う気持ちがおきた。

11月14日(月)晴れ
宮部さんの「初ものがたり』を読み直した。読み直したといっても,ストーリーをすぐ忘れるのだから,いつも新鮮である。愛蔵版(古本で買う)だから一話プラスされている。回向院の茂七もいいが,その下で働く下っぴき糸吉も活き活きしている。『糸吉の恋』はいい。
重松清さんの新刊『きみの友だち』(新潮社)もいい。
読書の秋の夜は深まっていくのはいいが消化不良になりませんように

11月12日(土)晴れ
雨があがりいい天気となった。
草刈り機の燃料タンクからガソリンが漏れるので,タンクを取り外して見るとプラスチックの部分に亀裂があるようだ。ホームセンターに行き,接着剤を買った。ここぞと思うところにたっぷりと接着剤を含ませた。漏れが止まったようである。
お次は,動力一輪車だ。これはうんともすんとも言わない。電気系統はいいようだが,やはり燃料が燃焼室に行っていないようだ。これも悪戦苦闘してキャブレターを分解してみた。やはり小さいノズルにゴミが詰まっていた。これもやっと動くようになったが,時刻はもはや午後4時を過ぎていた。先日掘ったサツマイモを山の畑から持って帰るのが精一杯という情けない1日であった。農機は使った後のメンテナンスが大切といつも反省するのだが・・・・
母とタマネギを植えた。弟が買ってきてくれた小さな苗を土に差し込んで植える。ラッキョウも植えた。ラッキョウは時期的に遅いかもしれない。もうすでに花が咲いているものもあったから。
我が家のブドウ(安芸クイーン)の二番成りだがけっこう甘かった。


11月8日(火)晴れ
友達からもらったいちごの苗を植えた。師匠(母)の管理している畑だから,直々にお出ましになり,植え付け場所を指定された。むやみやたらに畑の中を歩かれると,球根の芽をふまれるからという心配からだ。
12月までに根をしっかり張らすために肥料をやるようにと,友が言っていた。
露地植のいちごは5月ごろ食べられるだろう。♪いちごがなるころ〜あおいそら〜麦わら帽子をかぶり〜ま〜す♪
ハヤトウリとサツマイモを収穫した。


11月5日(土)晴れ

晴天の大山にキノコ狩り。
正確には,香取という所から矢筈山のふもとにある大休峠にいたる道を分け入った。この道は江戸時代からの道で,大山詣での人が通ったという。石を敷き詰めた手の込んだ道だった。ただ履いて行った長靴のサイズが合っていなかったので歩きにくかった。ブナの大木があり,これの倒れたものにキノコが生える。
しかし,簡単にはいかない。ブッシュの中を歩き,倒木を探す。倒木も適度に朽ちていないとキノコは生えない。朽ち過ぎもだめなようだ。はいずり回って沢を横切り,目の前にキノコを見つけたときは感動である。友の検分(同定)でツキヨタケという毒タケであると言われたときはがっくりである。
昼過ぎに小屋へ戻り,これも友の用意してくれたすき焼きに感動する。ムキタケをすき焼きに入れる。椎茸とは違った食感と味に食が進む。小屋を訪れる登山客に,われわれの豪華な昼食を羨望の目で見られた。
山菜の王者タラの芽よりもおいしいと言われる,コシアブラも確認できた。
紅葉の大山ふもとは観光客でにぎわっていた。

11月1日(火)晴れ
朝の駅まではカーラジオを聞く。先ごろこのカーラジオは新しくなった。
弟が車を買い換え,前の車についていたCDプレイヤー付きのものをもらった。何とか自分で取り付けることができ,大いに満足している。車は古いが,オーディオの音がいいので,車も少し若返ったように思える。
今朝は評論家の佐高信さんが,この夏になくなられた杉浦日向子さんのことを話されていた。杉浦さんはNHKの「お江戸でござる」のコメンテイターとしておなじみの人だった。江戸庶民の活き活きとした生活ぶりをわかりやすく解説されていたのを思い出す。