2月25日(土)晴れ
あたたかな陽気に誘われ,双葉マークを付けた次男の運転で,久しぶりに四国のお寺を巡った。
第83番の一宮寺へ。瀬戸大橋を渡り,坂出インターから国道11号線を高松方面に向けて走る。春日が差し込み,エアコンはいらない。一宮寺へ着いたのは午前10時半ごろであった。参拝客もちらほらで落ち着いたお参りができた。次は高松市街を横切り,第84番屋島寺へ。屋島ドライブウェイの展望台から源平屋島合戦の壇ノ浦を見下ろすことができる。向こうに第85番八栗寺が見える。
高松に来るのはおいしいうどんを食べるためでもある。八栗寺にあがる途中のうどん屋で腹ごしらえをした。上品なうどんであった。
八栗寺へはケーブルカーには乗らず細い山道を車で上った。山号を五剣山といい,伽藍の上にそびえる山も五剣山という。岩肌が露出して険しさを見せていた。
2月18日(土)晴れ
タラの芽が動き出した。部屋の中は暖かいので春になったと思ったのだろう。ホームセンターでも芽出し用に,一芽ずつ付いたものを売っているという。その店の説明では水は毎日換えるのがよいということである。さっそく枝を箱から取り出し,水を換えた。再来週には食べられるかもしれない。
シンビジウムがきれいに咲いた。
2月12日(日)曇り
いつもU野さんの畑が気になり,今日も最初からタラの木のそばに近寄り,枝をくださいと言った。
もらったタラの枝を小脇に抱えて持ち帰り,さっそく20センチぐらいに切り分けた。これを発泡スチロールの箱に立て,中に2,3センチほど水を張った。あたたかい居間に持ち込み,発芽を促す。芽が3.4センチ伸びたころつまみ取り,天ぷらにする。山菜の王様をいち早く食べようという魂胆である。去年もこうしておいしくいただいた。芽が出てくる様子を毎日見られるのも楽しみである。
午後は,昨年秋荒神様の掃除をした際,切り倒した柏の木がうち捨てられているので,それを持ち帰り,椎茸の菌(駒)を打ち込んだ。早ければ来年の春,椎茸が生えるかもしれない。
2月11日(土)晴れのち雨
久々に山の畑に行った。サツマイモを植えたあとがそのままであり,梅の剪定もまだであった。
今年は梅の開花が1ヶ月遅れているとか。まだ剪定も間に合うし,できればマシン乳剤の散布をしてカイガラムシを退治したい。
yoshikoさんらも応援に来てくれ,梅の剪定と畑の土の寒ざらしができた。土を寒(かん)の寒さにさらすといいらしい。
午後から市民劇場の例会に。地人会による『昨日までのベッド』(木村光一演出)。鳳蘭さん,篠田三郎さんらによるもので,”気品ある性的闘争ゲーム(小田島雄志評)”という,きわどいせりふが飛び交う面白い芝居だった。面白いのに午前中動いた疲れからか観劇中ずーっと睡魔が襲って来,悩まされた。
2月10日(金)曇り
丸山健二という作家の不思議な著作に今回も出合った。『貝の帆』(新潮社)。胎児が母親の胎内から見た物語のようである。『月は静かに』以来である。こちらの視点は人間ではなく「庭」(ガーデン)という擬人化した主体からの物語であった。
通勤の行き帰りに読んでいるが,読み終えるまでかなり時間がかかりそうである。
1月29日(日)晴れ
くらしき作陽大学のミュージカル専修生によるミュージカルを観た。卒業記念公演にふさわしく躍動感あふれるものだった。出演者の家族も応援に駆けつけているのだろう。駐車場は県外ナンバーの車も多かった。ロビーはお祝いの花束でいっぱいだった。
岡山県の東,日生(ひなせ)という所は牡蠣の産地でもある。ここの牡蠣を使って作るお好み焼き「カキオコ」がいま評判であるらしい。JRでもカキオコツアーなるものが企画されている。
日生まではまた行くことにして,日生産の牡蠣を買って我が家でカキオコを作る(つくってもらう)ことにした。450グラム買い,たっぷりといれることに。牡蠣は亜鉛が多く含まれ,風邪の予防にいいらしい。生地にはU野さんからいただいた自然薯もはいり絶品のカキオコとなった。
1月22日(日)晴れ
寒さがきびしいながらも日が照り,空も青かった。メジロとモズが鳴いていた。
2週間で読み切れなかった本の,貸し出しの延長に図書館へ行った。図書館の中は暖房が効いて,南向きの閲覧コーナーには日差しがあり,気持ちがいい。多くの人はいるが,静かに本を読んでいる。落ち着く空間である。
延長してもらったのは,山本一力さんの『峠越え』(PHP)。新しく借りたのが,安野光雅さんの『絵の教室』(中公新書),横山秀夫さんの『影踏み』(祥伝社)。また延長しないようにしっかり読まねば・・・・・・
1月21日(土)曇り
この時季は柿や梅の木の剪定をするべきであるが,だらだらと暖房機のそばに寝そべって横着を決め込む。
やっと午後,サンダルを突っかけ表に出る。U野さんの畑仕事を邪魔しながら,立ち話をする。U野さんは大きな畝をいくつも作り,春の植え付け作物の準備をされていた。有機肥料もたっぷり入っているようだった。
帰りには,立派に育った自然薯をいただいた。お好み焼きに入れるとおいしい。
ロウバイが咲いた。
1月15日(日)晴れ
久々の雨で乾燥しきっていた畑が潤った。タマネギの苗も雨でほっとしたであろう。師匠は小松菜の種を蒔いた。
四国では菜の花が咲いたという。
干した芋(カンコロ)を使ってカンコロ餅を作った。芋1キロに対して餅米900グラムという割合にした。別々に蒸して餅つき機にかける。ショウガとゴマを加えるとおいしい。芋に甘みがあるので砂糖はわずかでいい。オレンジと紫のカンコロ餅ができあがった。
1月8日(日)晴れ
寒波が日本中を包んでいるが,このあたりの日中はさほどではなく,今日行う倉敷市の成人式にとってはよい天気だった。会場はチボリ公園。屋外での式典である。
我が家の次男も一張羅に身を包み式典に出かけていった。式は平穏のうちに終わったそうだ。
カンコロ餅が好評だったので,またカンコロをつくる。芋は紫芋とニンジン芋。皮をむいて,板状に切り,ゆでて,竹のかごに並べて干す。1週間もすればできあがる。カンコロを使ってカンコロ餅を作る。
1月2日(月)曇り
寒くはないが雨がぱらついたりした空模様だった。
クラス会の日である。だいたい決まったメンバーがいつもの時間にいつもの場所に集まり始まる。何十年ぶりの顔ぶれもあり,にぎやかだった。ある者は元日から自分が設計したシステムの検査に立ち会いということで,来られなかった。景気が少し上向いたのかなとも思う。何より友の元気なすがたに会えるのがうれしい。
1月1日(日)晴れ
おだやかな元旦である。暮れのきびしい寒さがうそのようである。
おおみそか,荒神社のみやもりとして,初参りの人のために社の鍵を開け,また眠りについたので初日を拝まないままとなった。
雑煮をいただき,また寝るのが田舎の正月だったらしい。きびしい農作業をした後は骨休めが正月の唯一の楽しみだったようである。祖父などの寝起きの顔はむくんでいた。しっかり働いたという満足感からだろう。祖父の作ったお飾りは絶品であった。我が家のお飾りは師匠(母)の手作りである。
yoshikoさん,重箱は,おせちではなく,煮染めだという。なるほど煮豆とクワイは煮たらしい。あとは切って詰めただけという。