4月30日(日)晴れ
連休に突入したが特に出かける予定はなかった。だが天気はとてもいいので助手席に乗り込みレッツゴーと言った。山は緑が増しつつあり,その中で山ツツジの紫が目を引いた。
最初に行ったのが賀陽町の道の駅。ハーレーに乗ったツーリングの一団も休憩をとっていた。ここで焼き肉定食を食べ,成羽町へ戻っていたら「神楽まつり」をやっているという道ばたの幟旗に誘導され,その会場へ向かった。神楽は専用の舞台のある交流館で行われていた。大勢の観客が楽しんでいた。
浅口市金光町では春の恒例植木市が催されていた。市では植木のオークションもやっておりこれまた活気があった。終わりごろにもう一度行って掘り出し物を買おうかな。
4月29日(土)晴れのち曇り
去年サツマイモは何とかできたので,今年も植えることにする。師匠が苗(ツル)を温床で育てている。わが家ではイモヅルは自家製である。
芋を植える畑をきょうは耕した。1ヶ月ぶりの山の畑である。ウグイスが鳴き,雑木の芽が吹き始めている。山の小屋のそばに植えている八重桜が満開だった。植えて3年目であるが花をつけているとは思わなかった。畑に来なかったら見過ごすところであった。なんとかサツマイモを植える部分は耕し,雑草も拾った。あとはイモヅルができ,植えるばかりだ。へたり込むように腰を下ろしてながめる眼下の海も霞がかかり,すっかり春の景色である。
梅の実もかなり大きくなった。ウノハナも咲き始めた。
4月25日(火)晴れ
電車に乗る時間が短くなり席に座れることもないが,文庫本は立ったままでも読める。横山秀夫著『第三の時効』(集英社文庫)を読んでいる。
よく立ち寄る本屋で,あさのあつこさんの時代小説『弥勒の月』(光文社)を持ってレジに行くと,著者のサイン本があるのですかさずそちらに替えてもらった。岡山県出身の作家である。重松清,小川洋子,岩井志麻子とかなり郷土作家が多い。楽しみだ。
4月23日(日)曇り
きのうは雨も降っていたので,根詰まりを起こしているブルーベリーを数鉢植え替えた。ピートモスをほぐし水になじませるのはたいへんである。もっと早めにすべき作業だった。
ミツバチが逃亡していないか心配で見に行ったが,しきりに出入り口からハチが出入りしていたので一安心である。足にたくさんの花粉をつけて帰ってくるハチもいた。
いまは山菜に恵まれている。タケノコにツクシにコゴミと山菜づくしの夕飯となった。陶芸教室で作った器が山菜の色を引き立てる(-_-;)。
4月22日(土)曇りのち雨
W氏から日本ミツバチが分封したので飼ってみるかと言ってきてくれた。さっそく分封しているハチの群れを見に行った。なるほど木の枝に大きく黒い固まりが見える。これを巣箱に受けてわが家に運んできてくれた。日本ミツバチは西洋ミツバチに比べて体が小さく黒っぽい。巣箱を固定して飼うので,蜜もいろんな花から集め,それらがミックスされた味になるという。巣箱は3段積みで置かれた。
ハチは新しい巣に慣れないと逃げてしまうこともあるらしい。わが家ではいまハナズオウが盛りで,ブルーベリーの花も咲きだした。おそらく蜜に困ることはないと思うので逃げないことを願うばかりである。
ブドウの芽もふくらみ始めた。
4月15日(土)雨
今年は桜が咲くまで,また咲くときも寒い日が続いたので,花も長持ちしている。雨に煙る山裾にも白い帯がまだくっきりと見える。
きょうはイベント会場で催している陶磁器展に行った。全国各地の窯元からの出品で目を楽しませてもらった。本当に楽しませてもらっただけになった。気に入ったマグカップを買って,住宅リフォームフェアの見学をしているとき誤ってそのカップを入れていた手提げ袋を取り落としてしまった。あわてて拾い上げたがだめだった。真っ二つに割れていた。泣けてきた。なんとも悔しい思いをした1日である。
4月8日(土)晴れのち曇り
お釈迦様がお誕生になった4月8日(うづきようか),まさにお花祭りに,かつての山の仲間7人と花見をした。
黄砂が舞い春霞に輪をかけるように空は重く感じたが気温はあたたかだった。お花見の場所は倉敷は美観地区近くにある鶴形山。昔から桜の名所である。阿智神社の境内にビニールシートを敷き宴は始まった。
S藤氏自らつり上げた鮎(冷凍保存していた)の塩焼きに始まり,分厚い骨付きの肉が焼かれた。周りのグループも皆バーベキューである。夜桜見物も満喫し,勢いついたメンバーはカラオケに繰り出した。
オールドナンバー,十八番を歌い,久々に羽目を外した面々であった。
4月4日(火)晴れのち曇り
きょうから新しい職場へ。在来線に乗って東へと向かう。3年ぶりの岡山である。
なつかしい西川緑道公園を通って勤務地へ。川沿いにある桜が3分咲きといったところか。桜の中に花桃の赤が目立つ。またこの川沿いの景色が元気づけてくれる。
4月3日(月)晴れ
冷たい雨の日曜日だったが,きょうはがらりと変わり暖かい朝だった。広島通勤最後の日となった。職場までの途中にある桜も開き始めた。今週末が見頃となるだろう。
白木蓮は盛りを過ぎようとしている。
宮部さんの『ドリームバスター3』を読み始めた。いっぺんに読んでしまうのはもったいない。
3月29日(水)雨のちくもり
桜が咲こうとしたら冷たい風が吹き,開きかけたつぼみもまた閉じたのではないだろうか。友からの桜見物の誘いも,日にちと場所がまだゆれている。
丸山健二著『安曇野の白い庭』(新潮文庫)を読む。すごい小説を書かれながらすごい庭を作る日々であったことをあらためて知った。『月は静かに』(新潮社)を読んだときもおどろいたが,実際に格闘するようにガーデニングをしていたのだと。白いアルミ壁の家に白い花の庭が最高にマッチしている。
広島への通勤もあとわずかとなった。往復の2時間は動く書斎にいた心地だった。
3月24日(金)晴れ
演劇鑑賞の日。観客をしびれさせる声の持ち主津嘉山正種による『殺陣師段平』(劇団青年座)を観た。
席は少し舞台から遠かったが双眼鏡を片手にじっくりと見せてもらった。
パソコンの師匠であるW 氏は準主役の俳優と10年前に居酒屋で意気投合した思い出を持っており,終演後の荷揚げ参加を兼ね,俳優を楽屋に訪ねた。最初はきょとんとされていたがすぐ当時の場面を思い出し,しきりに懐かしんでいた。W氏も大いに感激していた。
舞台に使った大道具小道具がぴったりとパズルのように制作スタッフによってトッラクに積み込まれていく様子も小気味よかった。
3月21日(火)曇り
彼岸の中日ともなれば,常緑樹の新芽はかなり動いている。古い葉の落葉も多い。街路樹の楠の葉も落ちて,東風に舞い上がっていた。
宮部さんの『ドリームバスター3』は先週の出張のとき買ったが,まだパソコンの脇に置いている。図書館で借りた本が3冊もあるのでお預けだ。ゆっくりと読みたい。
3月17日(金)福岡は晴れ
出張で福岡へ行った。用務の前に立ち寄った大濠公園は春の日差しに包まれていた。壕の周りの芝生では,弁当を広げる家族もあり,公園で過ごすには最高の日和だったと思う。公園内にある市立美術館にも入った。福岡出身の著名な画家の作品が多く収蔵されておりながら,常設展示の入館料は200円と安い。とても得した気分となり,じっくりと見させていただいた。シャガールのは,油絵のほかにリトグラフの展示もあり珍しかった。
館内のラウンジで食べたランチもおいしかった。
3月15日(水)晴れ
朝晩はかなり冷え込んだが,日中は暖かく感じた。ほぼ10年前にも職場が同じだった人たちと昼食を共にした。またその人たちとも別れ別れになる4月を迎える。ちょっとつーんとした会食でもあった。
しかし,うれしいこともある。宮部さんの新刊が出るというニュースにも出合った。『ドリームバスター3』(徳間書店)。これは17日の発売日が待ち遠しい。SFファンタジーでオンラインゲームとのコラボもあるらしいが,おじさんにはわからない。ただこの人の本はどれも気持ちをすがすがしくしてくれるので大好きである。
3月12日(日)雨
丸山健二著『貝の帆』を期間内に読み終えることができず,一旦返却した。あらためて借りることにする。不思議な物語で,途中やめにはできない。代わりに原ォ著『ミステリーオーソ−映画とジャズと小説と』(早川書房),矢口史靖(やぐちしのぶ)著『スウィングガールズ』を借りた。ジャズを読んでみようと思う。
タラの芽を酢みそ和えにして食べた。粋な味である。ママカリの酢漬けもあり,師匠は日本酒をきこしめしていた。
サクランボの花が咲いた。
3月8日(水)晴れ
コートのライナーをはずすとなんときもちがいいではないか。肩もすとんと軽くなった。なかなか厚着から抜け出せられないのだが,きのうきょうの暖かさはもう本格的だ。いろんな植物の芽が動いていることだろう。
愛車シビックのメーターも100000qとなった。思わず万歳をしたくなったが,ぐっと我慢してハンドルを握った。
母の行きつけのお医者さん(我が家の家庭医)に着いたとき,このキロ数を達成した。
20年ちかく同じ車に乗っているが,まだこのキロ数だから,これからも十分走ってくれると思う。
3月2日(木)雨
待望のタラの芽の天ぷらを食べることができた。山菜の王様と言われるだけあって,木の芽とは思えない食感と味がする。魚か柔らかい肉を食べている感じである。春のめぐみに感謝