6月30日(土)晴れ
なかなか充実した1日だった。
日が昇らないうちに山の畑へ。サツマイモの蔓が草に埋もれ,草ぼうぼうとなってしまったので,恥ずかしくて写真はアップできない。栗の木などがクズで埋まってしまいそうな所だけ草刈り機で刈った。ピーナツの畝のフィルムマルチを外し,刈り取った草をマルチングした。もうそれだけで汗びっしょり。
ホームセンターに出かけ,網戸張り替えの材料を買った。張り替えはむずかしいものと思っていたが案外コツをつかめば,うまくいく。3枚目を張り終えるころには,これのアルバイトができるのではないかと思うぐらい上達した。
ひとやすみして,ニホンミツバチ研究会のリーダー(私のパソコンの師匠でもある)の家に行き,採蜜の模様を見学した。
おなじみのメンバー3人(実は姉弟)が面布をかぶり採蜜にかかる。とても手際がいい。燻煙器でハチを静まらせ,蜜の入った箱を分離する。ハチたちが作った整然とした巣に琥珀色の蜜が見える。夜なべ仕事に蜜を絞るという。研究会にとってはうれしいひとときだろう。それでも巣虫にやられ全滅のものやアリに荒らされたものなどがあり,その対策が今後の課題と言っていた。
6月24日(日)雨
梅雨らしい降り方だった。畑にいて何度もカッパを着たり脱いだり。この雨は四国の水甕を潤したのだろうかと心配になる。
梅雨空にもめげず,サボテンの花が咲いた。鮮やかなピンク。職場の先輩から10年前にいただいたものだが,毎年花をつける。子ができているので増やさねばと思いながら,付いたままである。
ガクアジサイも盛り。甕の中のミニ睡蓮も大きくなった。
6月16日(土)晴れ
師匠が作ったピーナツの苗を山の畑に植え足す。先週,直まきにした千葉産のピーナツも芽を出していた。自家採取のものとブランドものと,どっちがいい豆ができるだろうか。早く植えた苗には花が咲いていたのでマルチフィルムをはがした。落花生とも言うので当然か。
畑の写真を載せられるのは今だけ。手前のサツマイモにはかなりの雑草が生えている。
なすびの花が咲いた。
畑の途中にグイイチゴ(ナワシロイチゴ)がたくさん熟れていた。子どもの頃はよく食べたもんだ。一粒食べてみたが酸っぱくて大きな種が口に残るだけ。おいしいとは思えない。ユスラウメもグミもとてもおいしかった記憶があるが,はるか昔のことだからだろう。
6月10日(日)晴れたり降ったり
午前中は千葉県産のピーナツを一粒ずつ,マルチフィルムをかぶせた畝に蒔いた。それにペットボトルの底を抜いてキャップのようにかぶせた。鳥の被害に遭わず芽出しができるという。ペットボトルは再生しなくても用途は多い。
ハチも日が照っていると暑いらしく巣の外にかなり出ている。ホームセンターで小さなすだれを買い,巣の南側に掛けた。少しは陰ができるだろう。そのハチからの蜜を備前焼の壺に入れて食卓に。とても感じがいい。
午後からは,地面を強くたたく篠突く雨が降った。わずかな時間であったが,その前に椿についたチャドクガを駆除した薬液がすっかり流れてしまった。
6月9日(土)曇り
しっかり雨が降ったので,山の畑の作物も生き返った。ピーナツを植え足し,梅をちぎった。梅は豊作だった。小梅と合わせると30キロはあったように思う。ジャムやら梅酒やらふんだんに使えた。
6月8日(金)曇りのち雷雨
『ドリームバスター4』(徳間書店)を読み終えた。通勤の行き帰りのわずかな時間を宮部ワールドにあてる。至福のひとときであった。
ファンタジーの世界がシリーズ1から4まで連綿と続いている。壮大な異次元世界が繰り広げられるのだが,とても身近なものとして体感できるのは,宮部さんだからこそと思う。この物語はまだまだ続いてほしい。
次に電車に持ち込むのは,山下惣一著『農業に勝ち負けはいらない!−国民皆農のすすめ−』(家の光協会)。佐賀の農民作家の小気味よい文章に出会える。
6月2日(土)曇り
ちょっぴり後ろめたいような気がしていた。昨年の秋,家の屋根と壁の塗装の時,ツバメの巣をかき落とした。
弟の家では春子が巣立ったというのに,我が家には巣がないのでツバメが春に来なかった。
それが一昨日からツバメのつがいが現れ,土を加えてきては試験的に壁のあちこちになすりつけている。結局,前にあった場所と同じ位置に,せっせとわらなどを混ぜた壁土を持って来て,一日半で巣をこしらえてしまった。あとは乾くのを待てばいいだけ。なんと手際のよい仕事ぶりだろう。もう少しよく観察すべきだった。
ただ,大家として不足なのは,玄関のドアの上に,しかも玄関灯のすぐ側に作ってくれたことだ。開け閉てのたんびに頭上注意が必要となる。子が育ち始めるとなおさらである。落ちてくるものが多くなる。また,玄関灯がつくとツバメらもまぶしかろうにと思うのだが・・・・
ツバメがやって来てくれたことに感謝し,夏子が元気に育つことを祈る。
5月27日(日)晴れ
天気がよいので,採蜜をすることになった。ニホンミツバチ研究会の3人の方が応援に駆けつけてくださり,ハチの巣箱上段に包丁が入る。燻煙器でハチを巣の下部に追いやり素早く切り離す。今回は分封もあったので貯蜜量がやや少ないという。しかし濃密な感じである。
ハチはまだ蜜を貯めていた最中だったようだ。かなりのハチが巣と巣の間にいた。箱の周辺を棒でたたきハチを追い出す。
自然巣なのでこれを壊して蜜をとる。ザルの上に敷いたガーゼを通って下に蜜が貯まる。「百花蜜」。濃厚な味である。
つぶした巣は,蜜蝋をとるために画家の友人宅へ持って行くつもりだ。精製するといい画材になるらしい。
5月26日(土)晴れ
昨日の雨は恵みの雨。いつもは山の畑からよく見える四国の山々が,黄砂のためかかすんで見えない。
ネットで注文し送られてきていたサツマイモの苗を植えた。珍しい名前のもの4種類。
先週植えたナスの苗も元気だ。まだ雑草は目立たないが,目を近づけるとびっしり生えているのがわかる。ピーナッツも植える予定だが,草取りができるのかい?
小梅が色づき始めた。
5月20日(日)晴
きのうの午前中は,ナスの苗をいただいていたので,それを山の畑に定植した。前日の雨で十分湿っていたので,今朝の段階では元気だった。
午後は倉敷芸文館へ。本日の芝居は劇団NLTの「嫁も姑も皆幽霊」(作・演出池田政之)。爆笑の中において目頭を熱くする場面が多々あった。
帰り道,本屋で宮部さんの新刊に出会った。『ドリームバスター4』(徳間書店)。この人の本は何はさておきというもの。宮部ワールドにしばらく浸ることができる。
5月13日(日)晴れ
新緑の風が吹きわたる荒神社の境内。yoshikoさんの実家のお宮で,小さな社の改築を記念して,備中神楽の奉納があった。
舞台は楠の大木の木陰。座布団を抱えて行き,一番前の席に陣取った。神楽太夫の舞いと口上(これは漫才か落語かというくらい面白い)を至近距離で味わった。
大黒様の投げる「福の種」(紅白の餅やお菓子)にも飛びつき,年甲斐もなくレジ袋をいっぱいにした。当分駄菓子が食べられるとyoshikoさんなどほくほく顔。
やはり神楽の圧巻はおろち退治だが,「国譲りの舞」と称する鬼が二人の勅使と戦う場面も勇壮で見応えがある。
5月8日(火)晴れ
ついに我が家にも光ケーブルがやって来,光通信となった。電話も光電話というもので声もより速く伝わりそうである。今までのADSLモデムに変わって,機器が3台並んでいる。回線終端装置などなどだが・・・・よくわからない。これにIP電話用のルータをつけると4台にもなる。
5月6日(日)雨
連休最終日。ほんとうに遊ぶばかりだった。今日も何もしない。
昨日放送の宮部みゆき原作『ブレイブストーリー』を録画してあったので,動画編集ソフトでCMをカットし,DVDに焼いた。地デジ放送だがチューナーがアナログなので画質はよくない。しかし,録画したディスクが貯まるだけ
5月4日(金)晴れのち曇り
午前中は蜂の巣箱を仕上げ,午後からはサツマイモを植えた。草刈り機で畑の周りを刈った。
腰を下ろして一休み。ウグイスの鳴き声が方々から聞こえてくる。この時季は春ゼミが鳴くのだがちょっと気づかなかった。
梅が大きくなり,梅漬けのシーズン間近。今年はらっきょうも漬けたい。
サクランボがいっせいに赤くなり始めた。粒は小さいがけっこう甘い。
ぶどうの芽も伸び,摘花をするようになったが,今年こそは花ふるいがないように気をつけねばと思う。要するに思い切った摘花が必要というわけである。
5月2日(水)曇り
連休の谷間,本日は休暇をもらい,備前焼をしている方の窯焚きを見学させていただいた。
「あな窯」という窯により,六日間,松の割り木をくべ続けて焼き上げる。備前焼は焼きしめという焼き物で,釉薬はかけないことはご存じのとおり。この一回だけの窯焚きで勝負する。
窯の様子は中盤にさしかかっており,熱電対から取り出す温度計のデジタル表示は,810度となっていた。これを最終1200度まで上げるという。
厚かましく割り木をくべさせていただいたが,昔,木をくべてわかす風呂は焚いたものの,そんなやさしいものではなかった。たちまち温度を下げてしまった。木が燃えて炭火となった熾き(おき)が底にたまり,空気の流れを妨げているらしい。熾きを掻き出すと温度は上昇した。なかなか窯焚きは難しい。
なんだか邪魔をしに行っただけであるが,楽しい気分を味わった。窯口で燃える木の炎はとてもいい。炎を見ながらのお茶もとてもおいしかった。