現在の記録へもどる
    

10月28日(日)米子は晴れ
山の仲間に誘われ,土曜日から茸取りに行った。伯耆大山の東にある矢筈山に至る大休峠の小屋まで行き,そこから倒木を探してブッシュに入る。台風の影響か山は次第に雨脚が増してくる。ブナハリタケは見つかるもののナメコやシメジは見つからない。防水の悪いカッパは雨を通し,体が濡れてくる。小屋に避難した。仲間に尋ねると,摘んだ茸にはツキヨタケも混じっているという。ムキタケと間違えたようだ。
夜はつみれの鍋を囲み,仲間の知り合いから提供された珍しい茸,ヌメリスギタケモドキを相伴した。風味と歯ごたえがよかった。
明けた今朝はからりと晴れ,秋の山々が遠くまで見える。
船上山という絶壁のある山へあがってみることにした。途中の道には草花があり,リンドウにはハチがとまっていた。ツリガネニンジンという薄紫のかわいい花は初めて見た。
絶壁の下ではロッククライミングの講習会が行われていた。
帰りは関金温泉につかった。


10月21日(日)晴れ
備前市伊部の備前焼まつりに職場の人と行った。古い町並みの通りには備前焼がずらり。著名な作家のりっぱなお屋敷とお庭も拝見できた。
野の花を鮮やかに浮き立たせる器にしばし立ち止まって眺める。値段もすごい。
大きな壺に投げ入れたセイタカアワダチソウにニホンミツバチが訪れ,花粉と蜜を集めているのを発見。
まつりに訪れた客は8万人という。


10月20日(土)晴れ
朝晩がかなり冷え込むようになった。
畑の土手(岡山ではゲシという)の雑草刈りはたいへんだが,グランドカバーに使われているヒメイワダレソウを植えると雑草も生えず,とても管理しやすいということを今夏知った。
ネットで買い求め,師匠がサツマイモの苗床にしている温床を借りて,苗を養成することにした。寒くなるのでどの程度根付くかわからない。
法面が小さな花で埋まるようになるとうれしい。

10月14日(日)晴れのち曇り
祭りに各町内から出される千歳楽(この地区でいう太鼓台のこと)の太鼓の音を聞くと,やはり浮き足立つ。なつかしい面々に会えるからでもある。祭り好きが集まる集まる。年をとっても気は若い。担ぐのはできないが,担ぎ歌の音頭は実にうまい(nekomanga)。
丸一日各町内を歩いたのでくたびれた。
それでも家々の手入れのよくできた庭や路傍の草花などを見ることができ,面白かった。


10月13日(土)曇り

ゆでピーナツを食べるために,ピーナツを掘りに山の畑に行った。道すがらに見つけたムラサキカタバミ。きれいだが帰化植物という。
味噌漬けにするとおいしいキクイモもどちらかといえば雑草化しつつある帰化植物だろう。これも黄色の花を付けている。
雑草といえば,衣服について離れないひっつき虫である。代表的なのはイノコズチだが,近頃はコセンダングサというのがはびこって困る。これがズボンなどに付くと手で払うぐらいでは落ちない。一つず摘んで引きはがさなければならない。これらの多くが帰化植物。
秋に咲くサクラのように,季節外れの梅の花が咲いていた。
天津栗は虫に食われたほうが多い。


10月12日(金)晴れ
通勤途上の西川緑道公園もキンモクセイの香りでいっぱいである。帰りの暗い夜道では土塀越しに漂ってくる。明日からは地区の秋祭り。
   木犀のにおいと共に遠太鼓
祭りの日に生まれた。母の話によると,よその地区の秋祭りに行っていた父は,知らせを受けて産婆さんを自転車の後ろへ乗せて帰ってきたという。
バナナシフォンケーキを次男が誕生日にと焼いてくれた。美味しかった。
白いホトトギスはめずらしい。


10月8日(月)県北は午前中雨

県北の美咲町江与味で,主人は木工を奥さんは石窯でパン焼きをしておられるという工房を近くまで訪ねた。営業は土曜日のみという。谷間にある工房には行かなかったが,そこからの眺望はすばらしかった。また営業日に行くことにした。
さらに北する「まきばの館」を訪ねた。途中のキンモクセイの並木にはおどろいた。1キロほど植わっており,車内までその香りが飛び込んできた。モクセイには秋祭りが似合う。通り過ぎた町の家々の軒下には「御神燈」の文字が入った提灯がつるされており,祭りは最中だった。
まきばの館での昼食は,黒豚の角煮を味わった。さすがに畜産振興のテーマパークだけにおいしい。


10月7日(日)晴れ
ど根性大根ならぬ,ど根性胡麻が生えている。この夏,母が採り入れた内の一粒がコンクリのすき間にこぼれて芽を出したのだろう。花が咲いており,すでに下の方には実がなっている。暑い残暑に耐えてよく育ったものだ。セサミパワーというがほんとうに恐れ入る。
お彼岸が過ぎて彼岸花がきれい。


10月4日(木)夕方にわか雨
『楽園・上,下』(文藝春秋),何とか読み終える。通勤の行き帰り,至福の「一人の時間」を得て,少しずつ読んだ。それでも終章は夜中の1時頃までどっぷりと宮部ワールドに浸かった。『模倣犯』の主人公が再び登場し,なつかしい町工場の場面もあった。
週間大極宮では『長い長い殺人』が映像化されるとある。でもWOWOWだから見れないか(オフィシャルサイト)。

9月29日(土)曇り

曇り空で涼しく,ラッキョウを植えるのに楽だった。種となるラッキョウは長年植えっぱなしのものだから小さいがいくらでもある。せっせと7畝作った。うまくいけばかなりのラッキョウ漬けができる。
ピーナツを掘ってみる。何とか茹でピーナツが食べられそう。
彼岸花がやっと咲き出した。


9月27日(木)晴れ
二階の窓からも明るい満月が見える。夜風も涼しく,いろんな虫の鳴き声が聞こえる。コオロギの仲間だと思われる虫を捕まえた。
名前がわからなかったが,図鑑と見比べ,鳴き声の様子でクサヒバリと同定できた。7ミリほどの小さい虫だがいい声で鳴く。スズムシほど澄んではいないが小さな鈴をかき鳴らすよう音色である。昨年もコオロギが下駄箱の下に居着いて毎晩よく鳴いてくれたが,このクサヒバリは草むらに戻した。


9月24日(月)曇りのち雨
サツマイモの蔓が雑草に埋もれた山の畑だが,ピーナツだけは草取りをしていたので何とか負けずにがんばっている。鳩やカラスが豆をついばむので防鳥ネットをべた掛けにした。干ばつのため実りは少ない。ゆでピーナツが楽しめそうにない。
午前中,これも草に埋もれていたラッキョウを掘り,植え直した。雨が降り出したので途中やめになったが,ラッキョウだけは9月中に植えたい。
スズメバチがネズミを捕る粘着マットにかかった。W氏の言っていたとおりだ。ピンセットでつまみ取り,マットは元の所へ置いた。


9月22日(土)晴れ

彼岸の中日が明日だというのに猛烈な残暑。
朝,ミツバチの巣を見に行くが,巣の入り口に1匹も見あたらない。いつもなら門番のハチと巣の中に風を送る役目のハチたちがおり,また出入りのハチたちでにぎわっているはず。それがいない。
しばらくすると来た!なんとオオスズメバチである。あわてて網をとりに帰り,巣の前でホバリングしているのをすくい取る。足で踏みつぶす。また来た。驚きと怖さで胸がどきどきする。汗をかきながら十数匹捕った。その間犠牲になったミツバチもいる。
ここ数日やって来ていたのだろう。スズメバチはミツバチの天敵である。夏から秋にかけて来襲する。数匹でミツバチを全滅させることもあるという。T&Fさんから教わったペットボトルのトラップなども仕掛けているが,誘引するジュースなどの配合の関係か捕れたり捕れなかったりする。
研究会のW氏から,ゴキブリホイホイに捕まえたスズメバチを置いて囮にすると効果があると聞いた。
それにしてもスズメバチはおそろしい。


9月15日(土)晴れ時々曇

真夏のような気温だが遠くのホームセンターに行くにも車が新しいからとても楽だ。目当てのものは見つからなかったが,通り道にある備中国分寺に寄ってみた。
五重塔がすごい。十数年前,修復中に台風に見舞われ足場ごと傾いたことがあったが,田園のむこうにそびえる見事な建造物だ。寺の境内では庭木を剪定していた。



9月9日(日)曇り
青春18きっぷの使用期限が迫ったこともあり,気になっていた東山魁夷せとうち美術館へ行った。
向かう列車内で同じきっぷを持ったグループに出会った。呉から姫路方面へ行かれるという。
美術館は瀬戸大橋記念公園のそばにあり,瀬戸大橋からも見下ろせる。
入り江に面した細長い建物だった。
主に版画が展示されていたが,おなじみの北欧風景に暑さを忘れた。
ラウンジからのロケーションはすばらしい。