12月31日(月)晴れ,風が冷たい
思い思いに過ごしている。紅白歌合戦を見る者,格闘技を見る者,押し入れで寝るもの,いすの上で寝るもの。ひとの上に乗っかるもの。yoshikoさんは煮物を作るのに忙しかった。
来年は子年。我が家は猫だらけ。
12月30日(日)晴れだが西の強い風
玄関にお飾りを付け,近くの荒神様に鏡餅を供えるだけをして,年末の区切りの行事とした。あとはごろごろ寝正月になることだろう。気まぐれに鳥の燻製などもしたが出来はまあまあ。それでも帰省した子どもたちはおいしいと言ってくれた。
山の友は25年ぶりに冬の大山に登るという。夏は渓流釣り,秋はキノコ取りと山河を駆けめぐっている彼ならばこそできることだろう。古い山の道具を出して点検したという。エアーマット以外はすべて使えるらしい。それらは「ピッケル:シャルレスーパーコンタ(ウッドシャフト),アイゼン:タニ12本爪,羽毛服:ルネドメゾン,登山靴:ブリクシャー,ストーブ:ホエーブス」とか。
我が家の物置の中をひっくり返してみた。出てきた。ピッケルのシャルレスーパーコンタ。ちょっと錆びている。グリセードならず尻セードしかできなかったのでブレード部分やシャフトの痛みも少ない。格好ばかり気にして買った,ほろ苦い思い出の道具である。ストーブのホエーブスも出てきた。ポンプはなくプレヒートして使うタイプのもの。大きな燃焼音の,これも骨董品
ロウバイのつぼみがふくらんでいる。
12月22日(土)雨
昨日は津山市へ出張した。平成8年から3年間勤務したなつかしい所である。駅に近いアパートを借りて住んだ。その下宿の路地をのぞいてみた。断熱のよくなかった二階の建物はまだあった。平成10年の台風で一帯が冠水したことがあるなあ。自分の被害は自転車が流れただけだったが,商店街まで浸水があり,完成前のショッピングモールの地下も水浸しになり,大きな被害があった。
初冬の川の流れは穏やかで,土手を超してしまう洪水があったようにはとても思われない。
帰りも一両だけの列車(?)に乗った。それでも最近の車両は清潔なトイレ付きである。泡によって洗浄されるようになっていた。
乗客の会話もローカル線らしい。おばさんたちの話が聞こえてくる。
「光ケーブルが通ってなー,テレビがよう映るようになったわー」「パソコンをする人にとってはええらしいーなー」「それでもようけお金がいるわー」「そうじゃなー」
12月15日(土)晴れ
サツマイモが猛暑で不作だった。もっとも植えっぱなしのせいでもある。その中で比較的よくできたのがオレンジ色の芋(ジェイレッド−農林49号)。これはニンジンのようにあざやかで,カンコロ餅にするときれいな色になる。茹でて干し芋にした。天気がいいようなので一週間で干しあがるだろう。
我が家の紫芋はちょっとマーブル模様で鮮やかさに欠けるが,昨日の忘年会でいただいた紫芋のポタージュはとてもきれいだった。
情報によるとふたご座流星群が極大に達するのが14日深夜から15日未明だったそうである。夕べちょっと夜空を見上げたが雲が多かったように思う。しばらく続くそうだから今夜でも見えるかもしれない。しかし,ペルセウス流星群の夕涼みと違い,とても寒ーい!
12月1,2日(土,日)三次では雨
山の仲間と広島県三次市君田町にある君田温泉に行った。友の一人は渓流釣りでよく訪れる場所という。温泉に併設してあるコテージに宿泊した。
温泉に行く前,この夏,世界遺産に登録された石見銀山遺跡まで足を伸ばした。あいにく雨だったが,鉱山を見学して,古い町並みを歩く頃には上がっていた。どの建物もしっかりと保存されており,もう一度ゆっくり見たいと思った。
温泉は中国地方では珍しい白濁した湯だった。
宿泊コテージは杉や檜の香りに包まれ,快適に眠ることができた。
夕食はわが料理長の準備によるつみれ鍋。鳥のつみれは前夜しっかりと仕込んだもので,レンコンとショウガが入っており,香りと食感がいい。
朝食はだし巻き卵とマシジミ(友が高梁川で採ったもの)の味噌汁。これまた絶品だった。
11月25日(日)晴れ
ずっと晴天が続き,W氏方では,庭に籾すり機を据えて,籾すり作業を昨日からやっているとのこと。最新の機械でとても小さく動力も電灯線によっている。かつては大型の籾すり機により,動力もエンジンで,大がかりにやっていたものだ。
さっそく出来たての籾殻をいただいた。籾殻はいろんなことに使える。サツマイモの貯蔵用に,豆類の越冬用に。燻炭にすればもっと用途が増える。
U野さんちの枇杷の花が咲き始め,ミツバチも待ってましたとばかり蜜を集めている。枇杷の花はとても甘い香りを放ち,西洋ミツバチの集めた蜜は,透明でとても香りがよく最上級という。我が家のハチたちも集めていることと思う。
11月18日(日)晴れ風つよし
昨日は小春日和だったが一変して今日は冬のような寒さだった。サツマイモ掘りも,土が堅く一雨ないと掘れそうにないとすぐ鍬を投げ捨てて,帰ってきた。
文化センターで観劇。スーパー演劇人といわれる加藤健一(紫綬褒章受章)の『コミックポテンシャル』。よく笑いました。
終演後,駐車場まで行くのに寒いこと寒いこと。
11月10日(土)晴れ
成羽町美術館で熊谷守一展をやっていた。児島虎次郎を顕彰した美術館で,美術学校で同窓の熊谷守一の展示は意義深い。
虫や花やネコが「ぎりぎりまでにそぎ落とした線で描き出されたかたちと明快な色彩が,絶妙な調和をみせて」(同展リーフレットより)いた。
記念グッズのネコの根付けを買った。
11月9日(金)晴れ
倉敷の図書館では除籍された本をもらうことができる。リサイクル本という。これは個人の読書に利用するだけという約束で譲り受けられる。
先週の土曜日の午前中は,予約した人が優先的に選ぶことができたようだ。午後からは予約なしの者が選べる。ちょうどそれに行き会うことができ,5冊いただいた。残り物に福。
堀江謙一著『海を歩いて渡りたい』と安野光雅著『エブリシング』同『空想書房』など。
堀江さんの足こぎボートでの太平洋横断記はとてもおもしろい。堀江さんの足によると,ほんとうに海を歩いているような気分になる。その冒険はたいへんな準備と体力,胆力のなせるものなのだが,苦労を感じさせない筆致がすばらしい。
堀江さんは,今,波浪推進船による航海を計画されている。ネットによりリアルタイムで見られるかもしれない。
リサイクル本によって思わぬ楽しみが増えた。
11月4日(日)晴れ
JAの農業祭で買ってきてもらったタマネギの苗を師匠と植えた。師匠は神経痛の足の痛みをこらえてのお出ましだった。土が乾いているが明日は天気が崩れるということで,それを期待して差し込む。約200本。早生と晩生がある。
ほうれん草がよくできていた。そら豆も芽を出していた。
ホトトギスが満開
11月3日(土)晴れ
タコは燻製にしたのがいちばんいいと昨年から思うようになった。
弟が釣り上げた大ダコを燻製にと,朝早くから燻煙器を取り出す。といっても段ボールでできた簡単なもの。燻材は買い置きをしていた林檎の木のチップ。このチップは魚介類に適しているという。今回タコは,ミネラルの多い自然塩の塩水に1時間ほど浸けて,吊した。できばえはちょっと薄味だがやはりウメーナーと思う。
他にも吊してみる。チーズ,魚肉ソーセージ。チーズはなかなかよかった。魚肉ソーセージはうーん?かまぼこのほうがましかな。
ミツバチの巣にはスズメバチが相変わらずやってくる。2.3日前からは新しい巣箱に集中しているらしく犠牲になったミツバチの体の一部分が散らばっていた。強力な粘着マットを置くと午前中だけで30匹ほどマットに付いた。ミツバチはおびえきって外に出ようとしない。秋の採蜜は断念すべきか。