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4月28日(日)晴れのち曇り
いい神楽を観た余韻がまだ残っている。師匠について畑に行く。ニガウリの垣とトマトの垣を作った。トマトにはアブラムシがきていたのでスミチオン乳剤を噴霧した。まだこのころの農薬はいいだろう。ホームセンターで買ったニガウリよ。早く大きくなって実をならしてくれ。ゴーヤチャンプルーが早く食べたい。
庭のブドウの芽も勢いを増してきた。枝が交差していたので木が放射状に伸びるかたちに直した。
午後友より電話があり,ワカメ取りに。レジャーボートでほんの10分ばかりで行く玉島ハーバーランドの西岸。大潮なのでワカメが海面に出ている。それを船端から鎌を出して刈り,網ですくう。ワカメの葉はもう伸びきっているので茎だけ持ち帰った。これを佃煮にしてもらう。メカブはミネラルが豊富だとか。風を切るボートからの磯の香りが何ともいえなかった。

4月27日(土)晴れ
GWの幕開けにふさわしくわが町内で備中神楽(子どものころは荒神舞とも聞いた)の奉納があった。春宵値千金といわれるおぼろ月夜のもと,ゆっくりと神事がとりおこなわれ舞が始まる。とは言っても野外の催しなので日が暮れると冷えてくる。見物の師匠(うちのばあさま)も冬ごしらえでのぞむ。太鼓と鉦と笛の絶妙な伴奏によって神話の世界が繰りひろげられた。でも硬いものばかりではない。酒作りの場面などは,掛け合い漫才のような幕間狂言のような神楽太夫たちのエンタテイメントがたっぷり披露される。
圧巻はなんといってもおろち退治。4頭のおろちはかなりの迫力だった。
看板のコピーがいかしている。「潮風と観る備中神楽」(ちなみにこの看板,看板屋をしている弟(イケハラ看板)の手になるもの)
終演は28日の午前0時を過ぎていた。

4月21日(日)雨
返し忘れていた図書館の本をこっそり返し,本のリサイクルショップに行った。100円コーナーで山口百恵の『蒼い時』を買った。タレント本と思っていたが,その手記の内容はずっしりと重い。21歳の歌手山口百恵が語っているのだが,そのころの自分はどうだっただろう。今以上に脳天気だった。
CDコーナーでバリ島の民族音楽「ジェゴグ」を見つけ,これも買うことに。ジェゴグは7.8年前玉野でその生演奏を聴いたことがあり,なつかしい。巨竹を用いた打楽器が作り出す,うねるような超重低音が心地よい。

4月20日(土)曇り
仕事の帰り道,行きつけの本屋に自然と足が行くように,土曜日は自然にホームセンターに足が向く。歯の治療をしてもらい,まだ麻酔が切れずくちびるに違和感を感じながらも,店の苗売り場を見渡す。ブルーベリーの苗が並んでいるパレットに目が止まった。しゃがんでラベルを見ると,わが家にまだない品種ばかり。ハイブッシュ系だがやはり買ってしまった。
ニガウリの種をまいたのがまだ芽が出ないので,苗を2本これも買った。それにトマト(イタリアン)を1本。

4月17日(水)曇り
昨晩はすごい雨だった。
『あかんべえ』を読み終えた。おいしいものをいただいたのと同じような満足感が体内に充満し,しばらくぼーっとしていた。やはり宮部ワールドの効能だ。
この効能を続いて味わいたいので,『あやし〜怪〜』(角川書店)を読み始めた。この作品もお化けがたくさん出てきそう

4月14日(日)晴れ
朝からいい天気。なにをしようかと迷う。ブドウの芽は順調に伸びている。脚立にあがり芽かきをした。どの芽を伸ばそうかとまた迷う。
畑に行くとクルミの新芽が勢いよく出ている。今年はクルミがたくさんなりそうだ。このクルミの苗をくださったとなり部落のおじさんが昨日亡くなった。おじさんはこまめにいろんな作物を作る人だった。残された植木はどうなるのだろう。

4月13日(土)晴れのち曇り
山の畑に行ったのが朝の8時。風は強く,山から見下ろす港の方は霞がかかってぼおーっとしていた。ウグイスが鳴いている。山も緑が増している。師匠が植えるサツマイモの圃場を管理機で耕した。約1時間3アールばかりを行ったり来たりした。きれいになった。ガソリン2リットルばかりでこんなに多くの仕事をする。
午後ホームセンターに行く。きょうはスイートバジルの種を買った。

4月12日(金)曇り
宮部みゆきさんの新刊『あかんべえ』を少しずつ読んでいる。ほんとうに楽しみでしようがない(変な言い方だが)。なんと味わい深い言葉の海であろう。このページをのぞいてくれる方におすすめしたい。ぜひ宮部さんのいろんな本をひもといてほしい。さわやかな気分と生きる力が与えられることうけあいだ。

4月10日(水)曇りのち晴れ
今朝は少し冷えた。桜の花が咲いていたら花冷えというのだろうがもう葉桜である。昼休みに近くの公園の噴水に近づいてみた。噴水のそばはマイナスイオンが発生しているらしい。そう思って噴水をながめるとすーっとした気分になった。噴水を前にしてあんパンと牛乳による昼もいいかなと思った。ツバキの花とカナメモチの新芽の赤い色が目に染みた。

4月7日(日)曇りのち晴れ
夜来の雨も明け方にはあがったようだ。いろんな植物に恵みの雨だった。柿の木の芽がいっせいに吹いている。ブドウの芽も大きくふくらんだ。
わが家の愛機である管理機(ティラー)は25年以上使っている。エンジンのかかりがわるいのは点火プラグのせいだろうと判断し,これを交換してみた。一発で始動するではないか。エンジンオイルも永いこと交換していない。真っ黒の廃油だった。何事もメンテナンスだ。省エネの極意は物を大事に永く使うことだとあるエコノミストが言っていた。そうだと思う。
耕耘は今度の休みにすることとする。管理機を山の畑に持っていくだけでかなりの仕事だ。山の畑ではウグイスがいい声で鳴いていた。ホトトギスはまだだろうか。

4月6日(土)曇りのち雨
ブドウの芽がふくらみ始めたので一安心。ホームセンターではトマトの苗を買った。
マイナスイオンを大量に放出すると言われているサンセベリア(トラノオ)の植え替えをした。本当にこの植物は生命力が強く水やりをすっかり忘れていてもびくともしない。部屋の隅でせっせと空気を清浄にしてくれていると思うとなんとけなげであろう。鉢がはち切れそうになっていたので5鉢に株分けした。
ブルーベリーの花もたくさん咲き始めた。

4月3日(水)晴れ
4月を通り過ぎ5月の陽気だ。
しかし,ブドウの芽の出てくるのがおそい。せっかく棚を作ったのに枯れてしまったのだろうかと心配でならない。去年の今頃はかなり芽が伸びていたように思うが大丈夫だろうか。毎日棚を見上げているが枝先の芽が少しふくらんだかなといった程度だ。
木の芽和えは本当のイカで作ってもらえた。

3月31日(日)昼前にわか雨のち晴れ
雨がざーっと降ったので藪へタケノコを探しに行った。名人(yoshikoさん)にならい足であたりをつける。引っかかりを足に感じ手で落ち葉をかき分けるとそれらしいものが出てきた。雨後のタケノコとはよく言ったものだ。小さいものばかりだったが初物だ。山椒の枝も持ち帰った。タケノコと山椒とくればとうぜん木の芽和えだ。だがイカがない。でもあの人得意のちくわを使うだろう。それも賞味期限ぎりぎりのだ。堅くてイカの感じがするといって。
タケノコを使ったものは木の芽和えがいちばん。そのつぎに魚と煮たもの。タケノコご飯もいい。ワカメとのみそ汁もいい。当分はタケノコばっかしが食卓に上ることになる。
3月30日(晴れ)
叔母の一周忌の法要。きょうのお坊さんも前回(和おじさん)の人だ。「法事は仏様にお礼を言う日なのだ。生を授かった両親に感謝をする日なのだ。人は必ず死ぬもの。こうして朝目覚めて再び生を受けたことを日々感謝することがたいせつ」とのおことば
昨夜の雨はすっかり晴れ,桜の花見にも絶好の日和だ。
墓参りの帰り,みなとをはさんでわが家の方角をながめると春霞に桜が浮かび,良寛荘の駐車場も満杯に見えた。
夕方ホームセンターへ。三割引のサクランボ(佐藤錦)の苗を買う。

3月28日(木)晴れ
桜の開花が早まり各地の桜まつりもくり上げて行われている。わが通勤経路の西川緑道公園も華やかさを増してきた。
通勤の人も足をとめてながめていた。昼休みは弁当を桜の下で食べる人もあるだろうが,どうかゴミを出さないようにしてほしいものである。
宮部さんの新刊『あかんべえ』を買った。サスペンスファンタジーの至福の時が過ごせそうだ。

3月24日(日)晴れ
図書館で重松清さんの『口笛吹いて』と北原亜以子さんの『傷−慶次郎縁側日記』を借りた。北原さんのはたしかKさんも読んでいたように思う。仕事の行き帰りに読むこととする。
タケノコはまだ早いようだ。足で地面を蹴ってみるがわからない。山にあがったついでに円通寺公園に行ってみた。桜はやっと咲き初めといったところか。山ツツジが満開だった。

3月23日(土)晴れ
ブドウの棚をこしらえたがひと品だけではと思い,去年挿し木にしたキャンベルアーリー(これでグレープジュースを作るのが楽しみ)を植えることにした。小さく育てるために根域を囲むためのブロックが必要となった。ホームセンターのチラシをチェックしていたので,目的のガーデンブロックのあるところはすぐわかり,売り出しのブロックを20個買った。角が欠けているのをかかりの人がおまけにくれた。
午後は茶屋町にある植木市場に行き,ブルーベリーの新種とカモミールの苗を買った。カモミールはお茶にしてもおいしい。日やけするので水をよくやり管理しないといつの間にか消えてしまう。

3月21日(木)雨のち曇り
きょうは彼岸の中日。お墓参りの人が通る。うちのあーさん(二男)をつれてご先祖様にお参りをした。お墓のそばのスモモの木にも花がたくさんついて咲くばかりになっていた。畑に移植したブルーベリーにも花芽がたくさんついていた。
午後からほったらかしにしていた富有柿の剪定をした。芽がかなりふくらんでいるから今からでは遅いと思うが,大好きな柿だからしっかりいいのがなってほしいので枝を間引く程度に切った。
この見習い記録の師匠が七七歳の喜寿を迎える。一日早いが夕食はすき焼きで祝った。この人,結構すき焼きの肉もよく食べ,イカの刺身でいっぱいやるし元気だ。今年も山の畑にイモを植えるという。

3月16日(土)曇りのち晴れ
東京でも桜の開花宣言があったようだ。
先週買ったパイプユニットでブドウの棚作りをした。yoshikoさんによる設計ですっきりしたものができあがった。
ブドウの枝を誘引すればあとは芽が出てくるのを待つだけだ。たくさんのブドウがなってくれればいいのだが

3月10日(日)晴れ
暖かい日が続く。ホームセンターへ行き,パイプユニットのイレクター(商品名)を買った。ブドウの棚をしっかりしたものにしようと思い,yoshikoさんに考えてもらった。その図面を片手にパイプとそれをつなげる部品などをそろえた。結構高いものになった。
組み立ては今度の土曜日にすることにした。あてにしているyoshikoさんは今朝から頭痛がするといい元気がない。○○の霍乱?

3月8日(金)晴れ
重い足どりの広島出張からの帰路。毎日の通勤経路である岡山西川緑道公園を午前9時過ぎに通りかかった。
白木蓮とコブシが交互に植わっている所を見上げると,木蓮のつぼみが大きくふくらんでいた。コブシの方が先に咲くのだと思っていたがどうやら勘違いのようだ。白木蓮がいっせいに咲く様子は,白い鳩の群れが飛び立とうとする感じに見える。満開になるのは来週の末あたりだろうか。
新幹線の中で読もうと思い「オール読物」を買った。宮部みゆきさんが山本一力さんの直木賞受賞を記念して対談しているからだ。山本さんのあこがれの人が宮部さんということで,これは間違いないとおもい岡山駅に帰り着くや『あかね空』をさっそく買った。まだ数ページしか読んでいないがすごい作品に巡り会えた予感がする。
あしたはブドウの棚を作るイレクターを買いに行くことができるだろうか。

3月3日(日)晴れ
去年のいまごろ,やはり師匠に追い立てられて畑を管理機で耕しに行っていた。
今年もジャガイモを植える時季が来たのだ。ホームセンターのジャガイモも「男爵」の売れ行きがよく,品切れとなっていた。
管理機が去年と同じくエンジンのかかりが良くない。
プラグを交換してみたがだめだ。いろいろやってやっと始動した。畑を転がすのは正味30分ほど。風もそんなに冷たくはなかった。春なのだ。このころになるといろいろやってみよう植えてみようと思うわけだが,今年はどこへニガウリを植えるのだろう。