8月31日(金)曇り
20年間乗ったシビックシャトルともお別れとなる。車内を整理すると,グローブボックスから12年前の子ども会行事のプログラムなどが出てきた。平成元年には職場の仲間とのキャンプに,ルーフキャリアの上に箱を付けて行ったこともある。5年前にも本サイトに「ぞんざいていねい」ということを思いながら雄姿を載せたことがあるのだが・・・・。
だが今夏エアコンが効かなくなったことと,試乗した車との格段の相違に驚きその魅力には勝てず,ついに乗り換えることにした。
新しい車が来るのはうれしいが,この車とお別れというのはさみしい。
8月23日(木)夜半に雨
今朝出勤途中,お地蔵様の前を町内の人が掃除していたので,今晩はお接待があると見ていた。
車のエアコンは効かないが窓を閉めて,お地蔵様の前をゆっくり通りかかろうとするも,今年はどなたも声をかけてくれなかった。去年は声をかけてもらい,お接待を受けたんだけどなーと思いながら通り過ぎた。ウー残念
かつて宵の地蔵盆は町内の者だけにお接待をし,翌朝は町外の子どもらにもお接待があった。夏休み最後のイベントであり,はりきって各町内を駆けめぐる。お菓子は主に塩せんべいだったように思う。
8月21日(火)晴れにわか雨少し
エアコンの室外機から出る廃熱をまともに受ける駅のホームは,数分とて立っていられない。打ち水効果があるというミスト機を置いても,まさに焼け石に水。もうこうなったら,座席がなく立っていても,新刊,宮部さんの『楽園(上)』(文藝春秋)を開く。たちまち涼しくなる。「『模倣犯』から9年-前畑滋子再び事件の渦中に!」(本の帯)。しばらくこの清涼剤で通勤の暑さをしのぐ。夏休みの宿題を気にしながら
8月15日(水)晴れ
猛烈に暑い。日向に出ようものなら焦がされるような熱波にやられ,あわてて逃げ帰るほど。
休みの最後。ホームセンターで買ったブロックを並べて,ミツバチのスムシ対策をやってみた。
これも確信は持てない。巣の底が土に面していたらスムシが湧きにくいという話を聞いたので,こうしてみたらどうかなという実験である。
並べたブロックの上に金網を敷き,その上に巣箱を移動した。果たして結果はどうだろう。
8月13日(月)晴れ
迎え火を焚くのを忘れていた。あわてて水棚の下で焚く。水棚は弟によってあたらしいものになった。この調子では送り火も忘れるのではないかと思う。
それでも,流れ星を見るのは忘れていなかった。11日,12日,13日と水棚の脇の地面に茣蓙を敷いた。茣蓙の上には流星ウオッチングのためのグッズを並べる。寝転がって天上に目をこらす。カシオペアは見つかった。その下にペルセウス座があるというのだがよくわからない。
11日は見つけたのが3個ぐらい,12日は曇っていたので,この目で見たのが1個。ほかの者はもっと見たらしい。
今夜はよく晴れていたので,10個ぐらいは見た。流れる方角は,ペルセウス座があるという北東の空とは限らなかった。よく目にしたのが,天頂にある白鳥座あたりだった。長く尾を引くのを見たらうれしい。
蚊には刺されるが,夜風が心地よく,茣蓙の下から伝わる地熱も夜が深まるとあたたく感じるから不思議である。
8月5日(日)晴れ
4日は高松市で同窓会を行い,その帰路坂出市へ降り立った。美術館へ行くつもりだったが,ふと駅前に止まっていたシャトルバスに目が行き,迷った。2年前(05.1.15)の冬だったか,このバスに乗せてもらい,ちゃっかり札所めぐりをしたことがある。「かんぽの宿」の送迎用バス。温泉も魅力だったので,また乗せてもらった。
保養所は坂出を一望できる山頂にあり,近くに第八一番札所白峯寺がある。日差しが強いが歩いて10分のところだから2度目のお参りをした。若者の参拝者があり,彼は自転車であがってきたようだ。確か次の札所までは下り坂だが,この暑い日差しの中よく来たものだ。
午後3時までゆっくり宿で過ごし,帰りもバスが駅まで送ってくれた。坂出の駅前では瀬戸大橋架橋記念まつりの太鼓台の組み立てを行っていた。
せっかくの機会なので,太鼓台の競演を見て帰ることにした。午後6時,駅前に勢揃いした太鼓台11台の眺めは壮観だった。我が町の太鼓台とはちょっとスケールが違う。2トンあるという。帰りの電車を待つホームにも太鼓の音が響き渡る。少し未練を残しながら坂出駅をあとにした。
8月3日(金)台風の翌日,雨
夏休みのためにまたまた積ん読。横山秀夫『看守眼』(joynovels)。重松清『カシオペアの丘で』上,下(講談社)。俵万智『考える短歌』(新潮社新書)
横山さんの本は,通勤時間を楽しくしてくれる。楽しむためにはちょっと早めにホームに立ち,座席をしっかり確保する。あっという間に25分が過ぎる。帰りは乗り越しに注意。
『カシオペアの丘で』は山陽新聞に連載されていたが,主人公もストーリーもかなり変わっている。上巻をやっと読んだ。Amazonには星座盤を注文してしまった。
8月12日はペルセウス座流星群が極大を迎えるとか。流れ星が見えるだろうか。
『考える短歌』は短歌にふれるのに役立ちそう。
夏休みの宿題もたくさんある。
7月28日(土)晴れ
荒神様の境内はクマゼミ(シャーシャーと呼んでいる)が耳をつんざくほどの勢いで鳴いている。日が高くならないうちに山の畑に行くつもりだった。
畑は草一面でもう最初から降参である。なんとかピーナツの部分だけは土が見える。ここはポリマルチを最初していたので,雑草が押さえられている。
賀茂ナスがうまくできた(最大492グラム)。これもポリマルチと刈った雑草を敷いていたので,その効果が出たようだ。麻婆ナスにしたらおいしいと思う。
今年の天津グリはイガをたくさん付けている。
手入れを怠っているブルーベリーが少し実った。
7月21日(土)三宮は曇り
夏の青春18キップ使用解禁。
神戸は灘駅から歩いて数分の新都心にある「兵庫県立美術館」に行った。美術館は阪神・淡路大震災の復興のシンボルゾーンに位置している。建物は安藤忠雄氏によるもので,建物自体が芸術作品である。
この美術館に行きたかったのは,テレビ番組で風景画の名手「金山平三」が紹介されていたのを見てからだ。油絵によって日本情趣をいかに描くかということに取り組み続けたという。『大石田の最上川』を直に見ることができた。同じフロアには小磯良平記念室もあり,『斉唱』にも会えた。
西宮にいる長男とも三宮で会い,昼食を共にした。
7月16日(月)雨
大きな台風がいつもながら爪痕をのこし,さらに新潟では地震という災厄があった。
この台風で果物の産地,玉島では桃や梨の落果があったに違いない。デリケートな果物だけに,生産者にとって収穫を目前にしてたいへんな打撃だ。
そんな中,芝居を観に行った。今日のものはミュージカル。有吉佐和子原作『山彦ものがたり』。昭和63年にも一度観ている。舞台装置は何もなく,役者の演技だけで成り立つシンプルなものだった。音楽も生演奏である。しかし,その躍動感はすごい。『複合汚染』などで日本の行く末に警鐘を鳴らし続けた作家が,演劇において,おとぎ話を題材に子どもたちへ(いや愚かな大人に),かたちを変えた憂いを伝えたかったのだと思う。
倉敷演劇鑑賞会のしおりで知ったのだが,劇団文化座の鈴木光枝さんが亡くなられていた。享年88歳。
鈴木光枝さんを講演会場に送り迎えした日のことを昨日のことのように思い出される(鈴木光枝さんをご案内したときのこと)。
平成11年のことだった。
7月月8日(日)曇り
庭先の果樹も彩りは増してきたが,出来と甘みが不十分だ。ブラックベリーはかなり酸っぱくて大きな種が口に残る。裏ごしをしてジャムかヨーグルトソースなら何とかというところか。
ぶどうの粒は今年も不揃いで良形は望めない。
7月3日(火)曇り
まだまだ梅雨が続きそう。
今日の新聞の広告で見つけた重松さんの新刊,『くちぶえ番長』(新潮文庫)を買った。この人の本は,読みかけのものは脇に置いてでも,ということになる。「文庫でしか読めない!重松清最新作」と帯にある。それもそのはず,雑誌『小学四年生』に連載したものと書き下ろしを加えた文庫オリジナル作品なのだ。しばらくこの人に,のどの奥をツーンと酸っぱくさせられる。